50.結婚していたようです その2
デジャヴ!!以外の言葉が見つからない・・・。
イキナリ結婚だけが現実かいっ!両親に何て言おう。
「善君。ご両親にはすでに挨拶済みだから。」
今何ておっしゃいましたか?オイラは列車に乗っていたんだから籍入れた
時、実家に帰省することはできないでしょうに?
ましてや、オイラは帰省した記憶が全くないけど・・・・。
「そこは、閻魔庁の力を総動員して、あんなこと、こんなこと・・・・。」
誤魔化された。よし、実家に連絡してみよう。
「オカン久しぶり。元気してた。」
「何言ってんの昨日帰ってきてエマさんと結婚するって言ってたじゃない?」
マジですか。どうやって、そんなことできたんだろ。閻魔庁恐るべし!
とか思っているときに、轟音と共にトンネルの奥から光が近づき始めた。
この音はM497だ。ということはリンさんが来たということか。
駅に入る手前で轟音は消え、惰行でホームに入線すると、激しいブレーキ音
と共に停車した。
「善君。今日からよろしくね。」
えっ、何をよろしくされてるの?
「リン、善君にきちんと説明ていないから上で話しましょ。」
1階のリビングにはメイドさんがいて、紅茶などのティーセットが用意された。
「善君。私今回の列車で旅して、もっと第一世界を知りたいと思ったの。
それにはこの世界で生活する基盤を作る必要があると思うの。
で、父さんにも認められている善君と結婚するのが良いと考えたわけ。」
いや、それはエマの暴走では?
「でね、父さんから善君との結婚について相談したら、二つ返事でOKが出たわ。
ただし、条件付きなの。リンも一緒に善君と結婚することが条件なの。」
はっ?意味が分からんぞ。なんでエマの父さんがリンさんとの結婚を?
そして、オイラの国では重婚は特定の条件でないとできないんだが・・・。
「善君、そんな理由で、どうか妹のエマと結婚し、そして私とも結婚して欲しい。
初めて会った時から善君と結ばれたいと願っていたんだ。」
テッテレー。「モテるのスキルがレベルアップしました。」
わーい!やったね!これで年齢=彼女いない歴の喪男は卒業だぃ!
第二世界では重婚が認められており、エマの父さんも重婚している。
なんと、エマとリンさんは異母姉妹!ありなんです、この世界では。
でも、第一世界では、特にオイラの国ではNGなんだけど・・・。
「そこで、こちらの世界ではエマを正妻として、私を愛人枠としてもらえれば」
いや、正妻とか愛人って、どこでそんな言葉を覚えたんだ。
「善君の部屋にあった資料には動画や写真で解説されていたのだが間違って
いただろうか?」
オイラの部屋の資料・・・ベッドの下の引き出しに入っていたお宝たち・・・・
アカン、それはアカンよ。本、DVD見て違和感なく信じてしまったのか・・・・
「まだ善君の資料を全部見たのではないが、表紙に姉妹丼書かれたものが有った。
丼というと善君の世界では食べ物だと思うのだが、どんな食べ物なのだろうか?
魅力的な食べ物だったら、ぜひ第二世界に流行らせて欲しい。」
ノオォーーーーーーーーーーー!!




