表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シャイな鉄ヲタが何かをするようです  作者: Bトリー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

503/524

504.ボロ家の博士はご先祖様だったようです

-???-


「見知らぬ天井だ・・・」

 気が付いたオイラは、人生で一度は呟いてみたかったセリフを吐いてみる。


「何やってんだ、善行。周りをよく見ろ。屋根が崩落しているだろうが!

何だって、こんなボロ家に転移するかな・・・。」

 珍しくコピが苛立っている。

 それもそのはず。転送されたところは、星空がキレイに見えてしまうボロ家。


「いやー、ようこそ我が家へ!」

 我が家・・・家なのかこれ・・・。

「みんな、狭いところだが、自分の家だと思って寛いで!」

 寛げんわっ!


「えーと、博士。ここは、家?なんですか?ここを舞台に物語が進むとか言わない

ですよね?」

「何を言っているんだ、この研究所が舞台に決まってるだろう。」

 終わった。こんなボロボロの研究所でどんなガジェットが作れるというんだ?

「さて、皆もそろったことだし、旅に出るとしようか。」

「いやいやいやいや、そもそも本当に博士なのか?

こんなボロ家でどんな研究ができるっているんだ?」

 オイラのセリフを聞いた博士は、くるっと後ろを向き、背中をヒクヒクさせる。

 さすがにちょっと言い過ぎただろうか・・・。


「はい、予想通りのコメント、ありがとう!

さぁ、出発するよ。席についた、ついた!」

 ギシギシと嫌な音を立てながら、壁が左右に割れ、床が沈み込み、天井がせり

上がる。

 さっきまで星空が丸見えだったボロ家が、まるで古い皮を脱ぎ捨てるように姿

を変えていく。

「ちょ、ちょっと待て! 崩壊してんじゃなくて変形してんのか!?」

「その通り!研究所モードへの移行中だ。」

 博士はいつの間にかご機嫌を取り戻し、胸を張って腕を組んでいる。

 背中をひくひくさせていたさっきの姿は、こうなることを予想して、笑いをこ

らえたのか。


 変形が終わると、そこには未来的な機械が詰め込まれた“研究所らしき空間”を

持つ列車の車内に様変わりしていた。

「さぁ、旅の準備は整った。出発しようじゃないか!」

「いや、整ってないって!これ、列車だったの?」

「そうさ!旅と言えば列車だろ!」


「善君、私今気が付いたんだけど、この人、スキルー一族の創始様だと思うわ。

だから、ガジェット博士なのね。」

「エマ、どうして創始様と思うんだ?」

「だって博士の白衣に”アークライト”って書かれてたから。

スキルー一族の創始者の名前と一致するの。

つまり、このものが達はスキルー一族の創始様の冒険談ってことになるわね。」

 スキルー一族と言うことは、コピのご先祖様ってことになるのだが、コピは

下を向き、博士の方を見ようともしていない。何かあったのだろうか・・・。


読んでいただき、ありがとうございます。

博士はスキルー一族の創始者”アークライト”のことで、この物語はその英雄譚

とも言えるのでしょう。

しかし、一方で、コピは創始者と顔を合わせまいとしています。

次回この辺について触れていきたいと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「シャイな鉄ヲタが何かをするようです」
の補足事項は本文に記載してしまうと脱線しそうですので、
「シャイ鉄 補足事項」として記載していきます。

登場人物紹介、世界の成り立ちなど、本文に書ききれなかった
補足内容について記載していきますので、よろしくお願いいたします。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ