455.インタネットを学ばせるようです その1
-スキルーランド ゲートステーション-
「折角ここに来たんですから、ちょっとアトラクションを楽しんでいただければと
思いますけど、良いですよね?室長?」
綾香から思いがけない言葉が出た。まぁ、良いか。折角だし。
「じゃぁ、ここからスキルーランドにエレベータで入場して・・・違うの?」
綾香が腕でバツを出している。
そして、SVT877の反対側に、見慣れない車両が止まっている。
しかも、縦列で2両が置かれている。一人の乗りで速そうな筐体だ。
「バスティアンさんが前の車両に、ルーデリッヒさんは後ろの車両に乗ってくださ
い。運転は自動だから何もしなくても大丈夫ですからね!
それじゃー、二人共楽しんできてくださいねー!」
綾香の言葉と同時に二台はそれぞれ動き出した。
-スキルーランド ゲートステーション コントロールセンター-
「バスティアンさん、綾香ですけど聞こえますか?」
「聞こえてます。」
「ルーデリッヒさん、綾香ですけど聞こえますか?」
「はい、聞こえているわ!」
「さーて、ではいよいよアトラクションの開始と行きますか!」
綾香はそう言うと、制御卓で操作を始める。
目の前のモニターには2台の位置情報と車内の様子が映し出されている。
綾香が何かのボタンを押した瞬間、2台は別々の方向に移動を始めた。
「綾香さん!大変です。目の前に脱線している列車が止まってます。
乗客が多数いる模様ですけど、私に何かできないでしょうか?」
「ルーデリッヒさん。あなたの車両を脱線している列車に近づけるようにしたので
、停止したら脱線している列車に救援に向かってください!」
「綾香さん!大変です。目の前に脱線している列車が!
今にも谷底に堕ちそうになっています。私の力なら、何とか引っ張り上げられると
思います。今すぐこの車両を止めて下さい!」
二人の言葉を聞いた綾香がニヤリとしたのを見逃さなかった。
-脱線している列車周辺-
「けが人は居ないかしら!私が治してあげるから!」
ルーデリッヒがそう言うと、声が上がった。
彼女は手を胸の前で組みこう唱えた。”治療領域展開!”。
すると、けが人たちを柔らかな白い光が包み込み、瞬く間に治療を行った。
回復した人たちが彼女に感謝の言葉を述べていく。
彼女は自分の加護を使い、回復できたことに満足した。
が、治療されたのは人だけではなかった。
脱線した列車も治療され、回復してしまったのだ。
脱線はしたままで、全ての機能が回復し谷底に落ちる方向へと動きだそうとして
いた。動力を停止しなければ、列車は・・・。
読んでいただき、ありがとうございます。
インターネットを知らない人に、どうやって理解して貰えるか、パート2です。
今回はアトラクションを通じて、理解して貰おうという作戦です。
まだ、始まったばかりですので、この後、展開していくことで、インターネット
を理解してもらうはずです・・・。




