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シャイな鉄ヲタが何かをするようです  作者: Bトリー


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450/466

451.無事に特効薬を届けられても人を運べるかは別問題のようです

-第26世界 中央駅地下研究室-


 117系を使った方が速いとアドバイスしたのはオイラだけど、いざ、真っ暗な

トンネルに姿を消してしまうと、なんか切ない気持ちになった。

 なにしろ、隣の建物まで上手く行けたのは前回の実験だけと言う、恐ろしいほど

の信頼性の無さ・・・。

 それだけに、オイラが運転するつもりでいたのに、嫁達に全力で止められてしま

った。


「そう言えばミーヤさん、先日の実験は新しく開発したセグメントを使用したって

おっしゃいましたけど、どのようなものなんです?」

「うーん、それを聞いちゃう?聞いちゃうかー?えー、どうしようかな?」

 何か前に同じような場面に出会っていたような気がしてイラつく。

「あっ、ウソ、ウソ。善行さんはもともと第1世界の人間よね?」

「ハイ、そうです。」

「そして、第2世界まで列車で来たと。その時、世界を渡っているのよね。

これと同じことよ。」

 つまり、第1世界と第2世界の間に時空壁が有って、強引に穴を開けると時空の

壁が崩れて、急に違う世界へ飛ばされてしまうことだってあり得るのだ。

 そこで、第1世界と第2世界を結ぶ路線のトンネルに、時空の壁が崩れても影響

が無いように時空シールドを展開しているのだ。

「ま、第1世界と第2世界で使用しているのと同じだから大丈夫よ!」

 そんな簡単に言われても・・・。



-第26世界 隣の建物?-


 地下のトンネルから列車の甲高いタイフォンがする。

 医者たちは急いで、先日鉄道トンネルが繋がった地下に向かう。

「この列車はあと30分で折り返す。至急荷物を降ろされたい。」

 コンピューターの合成音声が地下に響き、各車両の扉が開いた。

「特効薬を運んでくれたのか!ありがたい。至急車両から降ろすぞ!

仲間をかき集めて来てくれ!」

 そして、集められた20人近くの人数で荷物を降ろし始めた。

「あと5分で折り返す。至急荷物を降ろされたい。」

 再びコンピューターの合成音声が地下に響いた。

「この列車はコンピュータが自動で運転しているようだな。

コンピューター君、聞こえるかい?

私はここで医師をしている、エベッケンという者だ。

界王様に今回の件で、直接お会いしたいのだけど、乗せてもらうことは可能だろ

うか?」

「現在、実験中のため、命の保証はでき兼ねる。それでも良ければ。」

 5分後、エベッケンを乗せた列車は、再び真っ暗なトンネルをもと来た方へと

疾走して行った。

読んでいただき、ありがとうございます。

無事に117系は隣の建物まで到達し、特効薬を渡すことができました。

一方で、行きはこれで2回実験に成功していますが、帰りの実験はまだ

行っていません。

そんな中、人が乗っても大丈夫なのか、心配なところであります。

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「シャイな鉄ヲタが何かをするようです」
の補足事項は本文に記載してしまうと脱線しそうですので、
「シャイ鉄 補足事項」として記載していきます。

登場人物紹介、世界の成り立ちなど、本文に書ききれなかった
補足内容について記載していきますので、よろしくお願いいたします。
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