440.口調は軽くても作戦は上手く行くようです
-第2世界 自宅地下駅-
綾香の暴言?により、急遽嫁達を説得する羽目に陥った・・・。
「いや、無いから。ホントにやましいこと無いから。ホントだって・・・。」
あー、セラフィーナさん迄、オイラのことを白い目で見てる。
その後、綾香からフォローが入り、何とか事無きを得た・・・のか?
「それより、室長、急いでくださいよ。行きますよ!」
「綾香!こうなったのお前のせいだからな!」
とか言いながら、地下にやって来た。
綾香が乗って来た787系がエマのE001系と横並びで停まっている。
何か凄い絵面だな。いやー、眼福!しかも、その横に117系も止まってるし。
第1世界では絶対に有り得ない組み合わせだ!
「室長!なに、デヘヘってなってるんですか!早く乗ってください!」
鉄へのロマンが無い奴め・・・。
-異界管理局 鉄道管理部 コントロールセンター-
「局長、現在投入可能な編成は30です!」
センター長が局長ユーリアスへ報告する。
本来なら、担当の職員がセンター長に報告すべき内容なのだが・・・。
「よーし、異界連絡A8線及びA7,A9線にも投入して、何としても拿捕する
んだ!ぬかるんじゃないぞ!」
「ユーリアス、なんかお前が指揮すると、悪事に手を染めているように錯覚する
んだよね・・・」
「オジキ、大丈夫だって。俺は仮にもここの局長様だぞ?
色んな修羅場をくぐってここまで上り詰めてるんだ!任せときなって!」
「あー、そうそう、念のため、ブリーデル君にも伝えておかないと。」
そう言って、界王ティアマトはコントロールセンターから姿を消した。
ー第7世界 軍用列車-
「指令!無線で停止を要求してきました!」
「どういうことだ!軍用の特殊無線だぞ!」
軍用列車の周りを、様々な形式の列車が取り囲んでいる。
車内は緊張ムードが漂っている。
「はーい、こちら異界管理局・鉄道管理部でーす。
そちらの軍用列車さん、無許可走行中につき、ただいま絶賛包囲中でーす。
停止しないと、ちょっと困っちゃうんですよね〜」
「指令、周囲の列車、すべて民間型ですが・・・武装反応ゼロです。
ですが、進路を完全に塞いでいます!」
「あ、ちなみに”武力行使”って言いたいですけど、うち武装してないんで。
せいぜい“ポイント切り替えて閉じ込める”くらいしかできませんけどね!
でも、やられたら困るでしょ? ね?」
「・・・くそっ、やむを得ん、いったん停止だ。状況を立て直す!」
軍用列車が悲鳴のようなブレーキ音を上げて停止した。
「はーい停止確認〜。では、これより乗務員の身柄を確保しまーす。
抵抗しないでくださいね?うちの職員は、本気出すと結構やりますから。」
綾香の軽い口調とは裏腹に、異界管理局の職員たちは黙々と身柄確保の準備を
進めていた。
読んでいただき、ありがとうございます。
綾香が軍用列車拿捕の陣頭指揮を執っています。
大丈夫なんでしょうか?綾香はできる子なんですけど・・・。




