437.見知らぬ軍用列車が接近するようです
-M-497 運転席-
リンは慌てていた。
「なぜだ!なぜ動かないんだ!こんな時に旦那様が居れば・・・あ、居る・・・。
よし、善は急げだ。」
そう言ってリンは運転席から飛び出した。キハ81系の善行目指して・・・。
-キハ81系 車内-
「で、どうして止まっているんだ?」
「それがわからないんだ。旦那様!」
突然リンが車内に現れた。
リンに事情を確認・・・
いくら空気があるからと言っても、第1世界で言うところの宇宙空間上で彼女
は屋根伝いにM-497からキハ81系に乗り移って来たのだ。
停止した原因は、ATSが作動したためとわかった。
「リン、M-497仕舞って。ここからはキハ81系だけで運行する。」
運転席に行き、オイラはリンにM-497を仕舞わせた。
彼女には、アイテムBOXのような加護が有るので、念じるだけで簡単にキハ
81系の前はすっきりした。
しかし、キハ81系は運転再開できない。
運転手が管理局に問い合わせしているが、管理局側も混乱しているようだ。
前方に何かあるのだろうか?それとも、線路で障害事象が生じているのか?
そんなことを考えていると、前方から光が近づいてくる。
「何かこっちに向かってきてないか?」
ここは複線なので、向こうから列車が来てもおかしくはないのだけど、管理局
ではこの時間、この線区を走る列車は無いと言っていた。
光が徐々に大きくなってくる。
かなり光が近づいたとき、それが見たことも無い列車だと分かった。
オリーブドラブの迷彩色に塗られた列車は第7世界のそれと似たタイプだ。
でもあのマークは見たことあるヤツ?・・・。
キハ81系に横付けする形で停車した。
そして、ドアが開くと鉄板のようなものを、キハ81系のドア目掛けて渡そう
と、軍服姿の兵士たちが苦戦している。
幸いなことに、こちらのドアは自動ドアなので、閉じている状態では外から開
けることができない。
さすがに無理だと分かったのか、こちらに目掛けてドアから乗り込むのは諦め
たようだ。でも、それで食い下がる連中ではなさそうだ。
ここは一先ず、「前進だ!」
運転手がフルノッチに叩きこむ。
列車はゆっくりと自宅目掛けて発車した・・・。
読んでいただき、ありがとうございます。
正体不明の軍用列車?が登場したため、ATSが動作した模様です。
果たしてこの軍用列車の正体は?・・・次回に続きます。




