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シャイな鉄ヲタが何かをするようです  作者: Bトリー


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423/466

424.アルテウスが荒野で覚悟を決めるようです

-限界領域(ヴェルサリオ国) ???-


 金属がすべて失われた空間。

 残されたのは、金属以外の瓦礫が散乱する荒れ地。

 上空から”食べられる文字が降り注ぎ、地上に激突しては四散する。

 その破片を奪い合う人だけが残された。

「どうしてこうなった?・・・俺はどこで、何を間違えたんだ?」

 しかし、アルテウスの問いに答える近衛は、もはや誰もいない。


 妻もいつの間にか居なくなり、信頼していたセバスもいなくなった。

 目の前に広がるのは、ただ荒廃した土地。

「ティアマトめ!

実の父をこのような土地に追いやっただけでは飽き足らず、なお貶めるのか。

覚えていろ・・・いつの日か、必ずオマエに引導を突き付けてやる!

親子の縁はとうに断ち切った。もはやお前は子ではない。

敵として、お前の前に立ちはだかってやる!」

 みすぼらしい恰好をし、がりがりに瘦せ細ってはいた。

 それでも、その目だけは輝き失わなかった。



-第75世界 界長邸臨時作戦本部-


「界王様ちょっとこちらへ」

 オイラは界王様を呼び出して、聞いてみた。

「お母様だけ、こちらの世界に連れてきて問題ないんですか?

奪い返しに来るとか、そういったことは大丈夫なんですか?」

「善君、母を心配してくれてるんだね。ありがとう。」

 いえ、オイラが少しでも巻き込まれることを心配してるんです・・・。

「はい。異界の中にも限界領域の協力者は居るっぽいじゃないですか。

だとしたら、そいつらが動き出す可能性もあるのではと思うんです。」

「なるほどね。確かにそれは有り得るね。

ただね、もう限界領域とは連絡することは一切不可能になったんだ。

だから、異界に居る同志が動き出すのは難しいと思うんだよね。

まっ、何か起きるにしても、今すぐってことは無いから。

もちろん、善君がこの件に巻き込まれるとしても、すぐには起きないはずだから

安心して。」

 はい、界王様に心の中を読まれてました・・・。


「おばあさま、お久しぶりです。」

「シャーロットも元気そうですね。善君と結婚できて本当に良かったですね。

見合いの度に相手が恐怖の対象としてしまうことは数知れず。

シャーロットには結婚は難しいのではと本気で思っていましたものね。」

「ええ、長い道のりでしたわ。周りはとっくに結婚してしまい、私だけ取り残さ

れた感じがして、毎日焦っていましたもの。

今は、とても心が満たされた感じがして、とても幸せですわ。」

「では、善行さんがどれほど孫を思っているのか試してみましょう。」

 え、聞いてないんですけど・・・。


読んでいただき、ありがとうございます。

アルテウスは何か仕掛けるような素振りを見せていますが、

すぐには動くことはできないはずです。

アルテウス自身は動かなくても、配下が何かするかもしれませんが・・・。

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「シャイな鉄ヲタが何かをするようです」
の補足事項は本文に記載してしまうと脱線しそうですので、
「シャイ鉄 補足事項」として記載していきます。

登場人物紹介、世界の成り立ちなど、本文に書ききれなかった
補足内容について記載していきますので、よろしくお願いいたします。
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