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シャイな鉄ヲタが何かをするようです  作者: Bトリー


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421/465

422.食べ物は空から降ってくるようです

-限界領域(ヴェルサリオ国) 国王執務室-


「閣下!大変です。支援物資が暴れてます!」

「何を言っているんだ君は?支援物資が暴れるわけないだろう。」

 技術長官のルーデリッヒは至って真面目だ。

「支援物資だと言われていたものが、小型ロボットだったんです。

しかも、こいつらが金属を片っ端から食べてるんです。」

 どうにもイメージが付かないアルテウスは自分の目で確かめることに。



-限界領域(ヴェルサリオ国) 城下町-


「どうなってるんだこれは!建物が無くなってるじゃないか!」

「そうです。奴らが建物に使っている柱を食べてしまうので、建物が存在できない

んです。我が国の至る所で同じ状況です!」

「金属を食べると言ってたな。建物以外にも被害は出ているのか?」

「はい。それ・・・うわっ・・・」

 ルーデリッヒは、返事をしようとしていて急に変な声を上げる。

 何事かとアルテウスが見ると、ルーデリッヒに小型ロボットが群がっていた。

 1台は30cmぐらいと大きくないが、群れて襲われたら一溜まりもない。


 群れていたロボットたちは、四方に散らばった。この間、僅か1分足らず。

「ま、前が、見、見えない!」

 ルーデリッヒは眼鏡をしていたが、そのフレームも小型ロボットに食べられ、眼

鏡が消えていた。

 見ると衣服が切り刻まれ、財布の中の硬貨、ベルトのバックルなど、本当に金属

という金蔵のみが食べらている状態だ。


「しっかりせんか!なに・・・おわっ・・・・」

 四方に散らばっていたロボットたちだが、次の獲物としてアルテウスに狙いを定

め、再び群れて彼を襲ったのだった。



-第75世界 界長邸臨時作戦本部-


「今頃、限界領域は大変なことになっている筈だ。

何しろ、あの子たちを変形させて送り込んだのだから。

国を興すなんて力はもうないはずだ。」

「界王様、一体何を送り込んだんです?教えて下さいよー。」

 界王様から事の顛末を聞く。

 セバスさんがあそこに残ってたら、間違いなくひもじい思いをしていたはずだ。

 何しろ限界領域は、異界とのゲート付近の高さなら辛うじて粒子線が飛んでいる。

 すなわち、生命エネルギの供給が可能となる。

 しかし、人々が暮らす底の当たりには、粒子線が殆ど飛んでいない。

 だから、食事が必要となるのだ。でも、ロボットが金属を食べてしまい、工場は

機能できなくなってしまったはず。と言うことは食糧難となるな。

「あー、そのことだけど。支援物資の中には、本当の支援物資も入れたんだよ。

文字物体化マシーンさ。食料はこれで解決できるからね。」

「でも、界王様。人々が暮らすあたりは素粒子線が殆ど無いから、マシーンが動か

ないのでは?」

「さすがだね。善君。その通りさ。

でもね。文字物体化マシーンが限界領域の高度が高い場所ならば、素粒子線はある

から機能できるよね。

問題は、その高度にどうやって文字物体化マシーンを設置するかってなるじゃん。

そこで、今回は文字物体化マシーンに、スキル開発室謹製の反重力装置を付けてる

んだ。どうよ?」

 まぁ、一応考えてるのね。

「でも、そんな高い位置にある文字物体化マシーンにしゃべりかけるのって難しく

ないですか?しかも、文字が物体化した後、どうやって取りに行くんです?」

「大丈V!善君たちの世界に会った音声POPを内蔵したから。

まぁ、ずっとループするから決まった文字しか物体化できないけどね。

あ、あと物体化した文字は、底に目掛けて勝手に落っこちるから、取りに行かなく

ても平気なんだよね。」

 いや、これから食べるものが遥か上空から落ちてくるってどうなの?

 しかも、地面に激突して文字が粉々になるかもだし。

 本当に大丈夫だろうか・・・。


読んでいただき、ありがとうございます。

金属を食べるロボットに、空から降ってくる文字の食べ物。

限界領域は、どうにか生存できる場所として続いて行くようです。

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「シャイな鉄ヲタが何かをするようです」
の補足事項は本文に記載してしまうと脱線しそうですので、
「シャイ鉄 補足事項」として記載していきます。

登場人物紹介、世界の成り立ちなど、本文に書ききれなかった
補足内容について記載していきますので、よろしくお願いいたします。
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