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シャイな鉄ヲタが何かをするようです  作者: Bトリー


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420/465

421.デッドコピーにもオーラは宿るようです

-第75世界 界長邸臨時作戦本部-


 どうしてコピは何かやらかさないと気が済まないんだ?


 折角限界領域を脱出できたと言うのに、ロケットブーストがオフできずに、加速

しっぱなしってどういうこと?

 幸いにも、第二環状線の線形が良いから、脱線する可能性は少なそうだ・・・。

「コピ、ロケットブースターを取り付けたのはどの車両だ?」

「善行、最後尾の8両目だ。」

 ダメだ。せめて7両目だったら最後尾の8両目に乗り移って切り離すこともでき

たんだが・・・。

 厄介なのは素粒子線が燃料なので、燃料切れは起きないということだ。


「善君。ロケットブースターを何とかすればいいんだよね?

だったら僕が何とか出来ると思うよ。」

「界王様。ホントですか?早速お願いします!」



-第75世界 第二環状線上 403形コピ融合編成-


「じっちゃん、本当に大丈夫なのか?カーブが来るたびに脱線しそうなんだ!」

「コピ、僕を信じて。すぐにロケットブースターは止められると思うから。」

 数分後、出力が落ち始めた。

「コピさん!スピードが落ちてきました!」

「カティナ!ブーストがオフになったら教えるから、いつでもブレーキかけられる

ようにしてくれ!」

 ロケットブースターの周りに透明の膜が展開されている。

「じっちゃん、ブースターの周りに膜が見えるけど、じっちゃんがやったのか?」

「そうだ。この膜で素粒子線を遮断できる。つまり、燃料の供給ができなくなると

言うことだ。」

 さすがに燃料が無くなれば、ブースト機能は損なわれ、鉄のオブジェに成り下が

ってしまう。


「カティナ!ブーストがオフになった!ブレーキ!」

 カティナがブレーキを操作し、急制動の衝撃と共に列車は停止した。



-第75世界 界長邸臨時作戦本部-


「で、コピ、どこからロケットブースターなんて持って来たんだ?

そもそも、あんなデカいのどこにしまってたんだ?」

「善行、アタシはスキル体になれるんだぞ。だから403形と融合で来ただろ?

逆に融合したものをスキル体にすることもできるんだぞ!」

 

 コピが実演するというので、庭を借りる。学校のグラウンドよりも広そうだ。

「よし、見てろよ!」

 そこに現れたのは、日本のロケットブースター。

「種子島まで行ってデッドコピーしたから、性能は折り紙付きだ!」

 いや、どこでデッドコピーしても、念じ方で性能は変わるはずだ。

「わかってないなぁ、善行。打ち上げシーンを見て、その場でデッドコピーす

るのと、テレビで打ち上げシーン見てデッドコピーするのとで、こう、接し方

と言うか・・・わかるだろ?」

 いや、何言ってんだかわからん。

「コピが言いたいのは、雰囲気までデッドコピーに込めたいってことでしょ?

念じる人によっても違うけど、やっぱり本物が動くのを見ながらデッドコピー

したものは、オーラの宿り方が違うのよ!」

 あー、とうとう、モノにオーラーがついちゃったよ・・・。

「旦那様、ひょっとして万物には必ずオーラが宿ることを知らないのでは?」

 え、知らないのはオイラだけ・・・。


読んでいただき、ありがとうございます。

やっぱりコピはやらかすみたいです。

限界領域を脱出するところまでは良かったのですが・・・。

最初っからロケットブーストで脱出できたのではと思うところですが、

限界領域は素粒子が少なく、底部に行くほど薄くなるので使えなかったのです。

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「シャイな鉄ヲタが何かをするようです」
の補足事項は本文に記載してしまうと脱線しそうですので、
「シャイ鉄 補足事項」として記載していきます。

登場人物紹介、世界の成り立ちなど、本文に書ききれなかった
補足内容について記載していきますので、よろしくお願いいたします。
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