41.広めるようです
さてどのパンを広めるか?最初だからシンプルで応用が利くものだよな。
でパンに慣れてもらう意味で、1種類を広める様にする方が良さそう。
「善行(善君)のミニマル!!」
くエマとコピの声が揃った。やかましぃわぃ!
リンさん、なんとなく顔が赤いような・・・。
そもそも食べる必要が無い人たちだから、調理しない。
つまり各家には台所が無い。食べないからトイレも必要が無い。
ついでに言うと風呂も無い。もっと言うと病院もない。
魂のレベルで病気などになったら治しようがないだろう。
・・・・ってか、普段何してるんだろ?そりゃ飽きるわな・・・・
まずは、パンを食べ物と認識し、それを食べることから広める必要がある。
エマ曰く、パンは一般の人々の念じるで出そうと思えば出せるそうな。
次にパンを食べるということを理解してもらう必要がある。
「お困りの様だね。善君。ここは私に任せてもらおう!」
そう言うと、TV放映部の人間を呼び何かを相談し始めた。
「わらわは界長じゃ。今日は皆に提案があるんじゃ。聞いてたもれ。」
いや、いきなりTV番組が始まっちゃったよ。
「皆にこれを紹介するぞえ。わらわが食してみるで、皆もしかと見てたもれ。」
そう言うと、湯気が出ているクロワッサンをほおばり始めた。
「うむ。美味じゃ。加えて、この焼き立ての香りというのも良いものじゃ。」
あれっ、クロワッサン買ってきたっけ?
「皆もぜひ賞味して欲しいのじゃ。」
時間にしてわずか5分で番組は終了した。
リンさんは視察の際に焼き立てのクロワッサンを食べたことが有ったので
今回TVで紹介したとのこと。
なんか、超有名店のだったらしいが、念じるでデッドコピーしちゃってる。
因みに、第二世界の住人たちは生活物資においては、念じるで創造できる。
つまり、リンさんのTVを見て、あれと同じものをって念じれば全く同じものを
手にすることができる。超有名店のパンを無限デッドコピーって・・・・。
パン職人の苦労ってと感傷に浸っていると、エマとコピが騒がしい。
「善行(善君)のミニマル、無限増殖!!」
リンさん、お願いだから顔を赤らめないで・・・・。




