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シャイな鉄ヲタが何かをするようです  作者: Bトリー


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419/465

420.ロケットブーストで切り抜けるようですが問題が発生するようです

-第75世界 界長邸臨時作戦本部-


「頼む、急いでくれ!もう時間がないぞ!」

 オイラはモニターに映る403形の運転席越しの前面展望に向かって叫んだ。

 モニター上部には、ワープゲートが閉じるまでの時間が表示されている。

 もっとスピードを上げなければ間に合わないとエマが演算結果を知らせる。

 残りは62秒!

「コピ、聞こえてるか?このままではワープゲートが閉じてしまう。

急いでMAXスピードまで上げるんだ!」

「大丈夫だ、善行。アタシだって、ここで結婚生活を終わらせる気は無いぞ。

まぁ、見てなって。」

 ・・・コピのこういう自信満々のときって、大概外すんだよな。



-限界領域(ヴェルサリオ国) 中央駅403形運転室-


「マズい。これ以上加速できない!」

「AFBがオンになってない?」

「ホントだ!すぐにオフにするわ。」

 そう言って、運転席のディスプレイ画面からAFBを停止させた。

 これで、AFBで設定された以上のスピードも出せるはずだ。

 スピードがゆっくりと上がっていく。

 しかし、目の前にセットしたタイマーの時間は無情にも減っていく。

「もっとスピードが必要だわ!」

「アタシに任せな!」

 コピの声が車内に響く。

「全員着席!10秒後に加速を開始する。爆発的に加速するからしっかり椅子に座

るんだぞ。よし、10,9,8、・・・・」



-第75世界 第二環状線 ワープゲート-


 第二環状線に設置したワープゲートの傍には、すぐに撤去できるよう、保線作業

員が待機している。

「間もなく撤去時間だ!各自準備に取り掛かれ!」

 それぞれの持ち場につき、作業を開始しようとした際、どこからともなく

轟音が響いた。周囲を見渡しても、その音の発生源を確認できない。

 だが、全員が確信した。ワープゲートの中からの音だと。

 

 次の瞬間、白い矢のようなものが中央駅目掛けて飛んで行った。

 呆然と目で追う作業員たち。

 気づけばゲートは衝撃で粉々に砕け、彼らの仕事も吹っ飛んだ。

 そして、第二環状線を走る本物の403形が目の前を駆け抜けていった・・・。



-第75世界 界長邸臨時作戦本部-


 この場に居た全員でハイタッチした。界王様も含めて。

 モニター上に表示された残り時間は”2秒”で止まっている。危機一髪だった。

 コピがロケットブーストを使用しなかったら、二度とコピの顔を見ることはでき

なかっただろう。

 いやー良かった、良かった!

「善行、聞こえるか!どうだ、凄いだろー!アタシもやるときはやるんだぞ!」

「ありがとうな、コピ。ところで、こっちで前面展望の映像が映ってるんだが、も

うスピードを落としても良いんじゃないか?」

「や、ヤバい、ど、どうしよう。善行、減速できない。」

 ・・・どうしてコピのやることは、最終的にこうなるのかなぁ・・・


読んでいただき、ありがとうございます。

コピのロケットブーストで辛うじてゲートが閉じる前に、限界領域からの

脱出に成功しました。

が、ロケットブーストによる加速の止め方が分からず・・・


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「シャイな鉄ヲタが何かをするようです」
の補足事項は本文に記載してしまうと脱線しそうですので、
「シャイ鉄 補足事項」として記載していきます。

登場人物紹介、世界の成り立ちなど、本文に書ききれなかった
補足内容について記載していきますので、よろしくお願いいたします。
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