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シャイな鉄ヲタが何かをするようです  作者: Bトリー


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411/467

412.二度と戻れないと知りながら罪を償うようです

-限界領域(ヴェルサリオ国) 中央駅-


 鉄道が止まり、駅構内が喧騒に包まれている中で、一人だけ明らかにこの世界の

住民ではない男が佇んでいた。

 この男は、駅に着くと、駅職員を捕まえ持っていた通行手形を見せた。

 その手形を見た職員は慌てて事務所の方に行き、非常用通信で連絡を入れる。


 そして待つこと、10分。

「セバスさんですね。国王がお会いになります。」

 そう言って、軍服に身を包んだ男が接触する。セバスはゆっくりと頷く。

 男に誘導され、駅前に止めていた、公用エアカーに乗り込んだ。


 近未来都市の様相を呈しているが、通信も物流もストップすると、これほどまで

に混乱するのかと思わせるほど、道路は人と荷物を積んだ車で溢れかえっていた。

 そんな中、セバスが乗ったエアカーは上空に飛び、王城に5分ほどで到着した。



-限界領域(ヴェルサリオ国) 王城-


 セバスが連れてこられた謁見の間。

 アルテウスが好きなヨーロッパの城をそれを真似て作られている。

 高い天井と広い床。そして、玉座を中心とした豪華な装飾。

「国王陛下のおなり!」

 謁見の間に配備された兵士たちは、俗にいう一色で統一された軍服ではなく、

赤、白、青などを使用した華やかな軍服を着ている。

 その中で、赤色のジャケットを着た兵士が軍隊ラッパを奏でる。

「よくぞ手伝ってくれている。セバスよ!感謝する!」

「はっ。勿体なきお言葉。」

「ところで、急にこちらを訪れたのには、火急の要件とのことだが?」

「はっ。閣下に至急お耳に入れるべく、取り急ぎ参上した次第です。

 実は・・・。」

「なんだと・・・。」



-界王城 界王執務室-


「界王様、誰を呼んだというんです?」

「セバス君だよ。呼んだというか、もう、彼には限界領域に行ってもらってるんだ

けどね。」

「彼に何をさせようとしてるんです?それに、彼を信用しても良いんですか?

元々、彼は限界領域側の人ですよね?」

「それは大丈夫だよ。万が一、彼が裏切ったら、どれだけの人が異界から消えなけ

ればならないか。それは、彼が一番よく分かっているのだからね。」

「で、彼に何をさせるんです?」

「限界領域を完全に孤立させる。その役目を担って彼は限界領域へと向かったよ。

二度と異界の地を踏めないことを承知してね。

彼なりの罪の償い方と言ったところだね。」

 

読んでいただき、ありがとうございます。

セバスは界王と取引したようです、

彼が限界領域に行き、何やら仕掛ける。罪の代償としてと言うことです。


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「シャイな鉄ヲタが何かをするようです」
の補足事項は本文に記載してしまうと脱線しそうですので、
「シャイ鉄 補足事項」として記載していきます。

登場人物紹介、世界の成り立ちなど、本文に書ききれなかった
補足内容について記載していきますので、よろしくお願いいたします。
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