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シャイな鉄ヲタが何かをするようです  作者: Bトリー


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405/466

406.界王様が運転するようです

-第75世界 界長邸臨時作戦本部-


「善君、聞こえるかい?」

 大型スクリーンの横から聞き覚えのある声が聞こえてきた。

 スクリーン上には8両分の車内の映像が映し出されている。

 そして、先頭車の運転席から振り返りざまに手を振る運転手?が映っている。

 あれ、もしかして・・・界王様?・・・。

「何してるんですか、界王様?遊びじゃないんですよ!」

「善君、さすがに遊びじゃないことぐらい私だって分かってるよ。」

「だいたい界王様、運転できるんですか?」

「それ聞いちゃう?異界の運転手界隈ではちょっとは有名なんだけどな。

ほら、ちゃんと運転の加護だって持ってるんだよ。」

 いや、この全ての世界を統べる人が加護とか言ってちゃダメでしょ。

 加護を与える方なら、いざ知らず・・・。

 そして、カメラが遠すぎて加護証、もとい、運転免許証が見えない。

「善行、じっちゃんはアタシと違って、運転上手いんだから安心しろ。」

「いや、今はコピがその列車の制御装置と融合してるんだろ?

ってことは、コピがその列車を運転するようなものじゃないのか?」

 あ、今界王様が、やべーって顔したぞ。

「だ、大丈夫だ、ぞ、善行。いざと言う時以外は、アタシはこの列車を制御しない

様にするから。あ、安心、しろ。」

 そんな、しどろもどろで言われても全然安心できないが、こちらから何もできな

いから、界王様とコピに任せるしかない。


 そうこうしている内にドアが開き、乗客が乗り込んできた。

 ティムシーさんは2号車に乗り込んだ。

 15:00丁度になり、列車が出発した。第75世界の列車はどこからどことい

うのではなく、複数の環状線で構成されており、全て列車ともこの中央駅から発車

し、中央駅に戻ってくるのだ。

 従って、任意の目的地を目指すのであれば、その目的地がどの環状線が通ってい

るのか把握したうえで列車を利用する必要がある。

 便利なのは、どの環状線を走るのかは、発車する時間による。

 毎時00分は第一環状線、10分発は第二環状線・・・などである。

 今回の列車は15:00丁度発なので、第一環状線を走る列車だ。

 

 ティムシーさんの様子を見るが、何者かが接触してくる様子はない。

 が、運転席の様子は慌ただしくなっている。

「善行。予定通りで良いんだな。行ってくる!」

 コピの言葉を最後に、界王様が運転する列車は第75世界の線路から消えた。

 

読んでいただき、ありがとうございます。

作戦行動を開始しましたが、いきなり第75世界から、コピ達の列車は姿

を消してしまいました。

消えた理由はアレを使ったからです。

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「シャイな鉄ヲタが何かをするようです」
の補足事項は本文に記載してしまうと脱線しそうですので、
「シャイ鉄 補足事項」として記載していきます。

登場人物紹介、世界の成り立ちなど、本文に書ききれなかった
補足内容について記載していきますので、よろしくお願いいたします。
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