405.コピは列車との融合も可能なようです
-第75世界 車両基地-
「へー、ICE3で揃えてるんだ。
最新の408形も良いけど、外観では断然403形だよな。
明日の15:00発の列車って、どれ使う予定なんだろ?」
ロッサーナさんが調べてくれ、403形だという。
デッドコピーしちゃえばいいんだよな。1時間くらいでできるかな・・・。
1時間後、オイラは403形をデッドコピーして、空いてる線路に並べた。
こんなことができるなら、鉄道模型なんていらないじゃん!
念じれば複製はおろか、レールに載せたり、編成を変えたり自由自在。
ただ、内装とかいじったりするには、センスが要求されるので、エマに頼む。
エマも手慣れたもので、ぱっと見は普通の403形だが、何なら履いてるパンツ
の色まで見えるような監視装置を至る所に設置した、観察専用列車に仕上がった。
「ここまでやれば、聞き洩らしは起きないと思うし、何なら、何者かの顔もバッチ
リ見ることができるはずよ。あとは、見てのお楽しみよ!」
ヤバい。エマが楽しんでる・・・。
-第75世界 界長邸-
界長邸の一室を借り、臨時の作戦本部を設置することになった。
さすがに第2世界に作った、特別会議室ほどの設備は無いが、センターには大型
スクリーンを設置し、その前に制御卓が3つ設置されている。
すべて、エマが鼻歌を歌いながら設置していた・・・。
「じゃあ、403形との接続テストをするわよ!
コピ、監視スイッチをオンにして!」
そう言えば、コピが見当たらない!かと言って、この会議室にはいない・・・。
「エマ、監視スイッチオンにしたぞ。車内灯はまだ点けてないぞ。」
目の前のスクリーンに、403形の各車両の内部が分割して表示されている。
エマは色々と操作しながら、こちらで確認できるかをチェックしている。
「エマ。コピが居ないんだけど、どこ行ったんだ?」
「コピなら、403形と融合して、403形を制御しているけど?」
そうか、コピは403形と融合し・・・・?
「ちょっと待ってくれ。コピは403形と融合しても、運転が・・・。」
コピは、はっきり言って運転は上手くない。ブレーキなんてカックンブレーキだ
し、信号は無視するし・・・。
そんな彼女に、今回の大事な列車を預けても良いのだろうか?
「安心して、運転は彼女に任せないで、本物の運転士が運転するから。」
あー良かった。コピに任せると、多分、乗客の命が危ない。
300キロから急ブレーキとか平気でやりそうだもんな。
-第75世界 中央駅-
準備が終わった翌日の14:30。
4番ホームにはコピが融合した403形が入線してきた。
ティムシーは中央駅に着くと、指定された4番ホームに急ぐ。
そしてもう一人の男が4番ホームへと急ぐ。
運転手の服装に袖を通した界王様だった。
読んでいただき、ありがとうございます。
いよいよ第75世界で作戦が開始されました。
コピが融合したICE3で何が起こるのか・・・。
次回に続きます。




