3.スキルがもらえるようです
エマをよく見ると、魔法陣みたいなものが浮かび上がった。
虹色っぽく光ってるけど、どんどん光が強くなってる。
やがて、魔法陣から人の形に変化して、女性体に変化した。
Wow!!ベリッシモ!!キャー!!見ちゃダメっ!!
って、我ながらこういう時にどうしたらよいのか。情けないっ。
「ハロー、私 エマのスキル」
スキルが話しかけてきた。善行は目を開けられない。シャイなんで。
「別に見られたってどうってことないのに。ウブなのね♡」
よく見ると、目の前にはピカピカのが似合いそうな、ちんまい小学生が
真っ赤なランドセルを背負って立っていた。
オイラが165cmだから、この子は120cmってところか。
なんでオイラはこんな子の裸に照れてるんだ・・・・。
なんか、腹立ってきた。
「君は誰?っていうか何者?」
「私はエマのスキル。本当は体とかないけど、わかってもらえるよう
に変身してみたんだけど。可愛い子のほうが好きでしょ・・って・・
・・殴りかかろうとしないで、落ち着いて・・・・」
善行は殴るのを止めた。というか、倫理的に殴ったらOUT。社会人ですから。
しばらく話してみると以下のことが分かった。
閻魔庁の上級職員は誰でもスキルを持っている
→どんなスキルかは人によるらしい
スキルにはレベルがある
→スキルを使って経験することでレベルが上がる エマのスキルレベルが
低いから小学生の女の子だそうな
名前は無い
→あなた好みの名前にしてっていうから、面倒なんで コンピテンシー
の2文字から コピ と名付けた
服はコピが念じれば思い通りに装着
→最初から服着て出てこい!!
「でね、エマのスキルだと全然レベルが上がらないから、善行のスキルにチェンジ
したくって出てきちゃった」
「エマを見捨てるのか?エマのスキルなんだろ??」
「大丈夫。善行の経験はエマの経験にもなるから。そっちの世界でいうところの
ダブルポイント。」
どんだけこっちの世界を理解してるんだか。
「エマがOKなら良いけど。大丈夫か?」
二ヒヒという、いかにも悪巧みしそうな顔をした後、周りが真っ白になった。
次の瞬間、コピの姿はどこにもないと思ったのだが、なんか視界にコピの顔が浮かんでる。
「善行のスキルにチェンジ完了!!」
なんか、視界の右上にメータとコピの顔がずっと出ててウザい。
コピの声が頭にダイレクトに響くので鬱陶しい。さらに、コピの声が続く。
「返品、交換は承りませんのでご了承ください!!」




