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シャイな鉄ヲタが何かをするようです  作者: Bトリー


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397/468

397.界王様でも理解できない状況は起こるようです

-異界管理局 界務課事務所-


 セルゲイ率いる警備課一行の調査が始まった。

 まずはカティナ嬢が発見された現場だ。

 カティナ嬢は自分の部屋の前からここまで、何者かに運ばれたはずだ。

 だとすれば、ここに犯人の遺留品が残っている可能性がある。

「徹底的に調査しろ!髪の毛一本見逃すんじゃないぞ!」


 1時間後、管理局ご自慢の調査器具を使っても、怪しいところは何も出てこなか

った。セルゲイは悩んだ。本来、この器具を使えば最低限、犯人の髪の毛一本くら

いは見つかる筈なのだ。

 そう考えていた時、電話が入った。この事務局の監視カメラの映像を確認してい

た部下からだ。

「カティナ嬢は連れ去られていませんね。自分で歩いて界務課に来ていました。」

 連れ去られたのではなく、自分の足で界務課に来たと?

 それで自分で手足をロープで縛った?一体、どうなっているんだ?

 セルゲイは再び頭を抱えた。



-セレスト・セヴァ(旧第7世界) 本部-

 

「カ、カティナさん。食事は、ど、どうでした?」

 思いっきりセリフがキョドってしまった。界王様があんなこと言うから・・・。

「善行さん、何か緊張されているみたいですけど、どうかされたのですか?」

「いやー、カティナさんが美人さんなんで緊張してしまって。ハハハハハ。」

 あー、頼むからその視線ヤメテ。嫁だけでなく、ブリーデルまで睨んでくる。

「さぁ、お腹も満たされたことだし、そろそろ、ワープゲートを調査しようか?

どうだい、善君たちは?」

 界王様がオイラに向かってウィンクしながら言ってきた。

 


-セレスト・セヴァ(旧第7世界) 旧軍本部-


 復活したワープゲートは、大型テントのような覆いに被され、周囲の目に触れな

いようにされていた。

「では、カティナ君。早速調査を頼めるかな?善君たちはカティナ君のアシスタン

トをしてあげて。」

 そして調査が始まった。

 

 1時間後、調査結果について、情報共有するためのミーティングを行う。

「このワープゲート、装置と思われる類が全くないんです。要はハリボテですね。

界王様はご存じだったのではないですか?」

「カティナ君。何を言っているんだ。まるで私がハリボテを用意したみたいじゃ

ないか?」

「界王様の力を使えば、それくらいは可能じゃないですか?

ひょっとして、私のことを試されていませんか?」

 ギクッ。あっ、ヤバい。オイラが動揺してしまった。

「カティナ君?いや、君はいったい誰なんだ?本物は別の場所で見つかったよ。

正体を現したまえ!」

 界王様はそう言って、手をパンと叩いた。


「いや、そんなバカな・・・。君も本物のカティナ君だと?

異界管理局では本物が見つかり、こちらでも本物が。

異界規程では、同時に存在してはならないはずなのに・・・。

私の知らないところで何が起きているのだ・・・。」


読んでいただきありがとうございます。

カティナが二人同時に存在しているという、不思議な現象に界王様も

戸惑っています。

今後、何故二人のカティナが同時に存在しているのか明らかになって

いきます。

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「シャイな鉄ヲタが何かをするようです」
の補足事項は本文に記載してしまうと脱線しそうですので、
「シャイ鉄 補足事項」として記載していきます。

登場人物紹介、世界の成り立ちなど、本文に書ききれなかった
補足内容について記載していきますので、よろしくお願いいたします。
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