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シャイな鉄ヲタが何かをするようです  作者: Bトリー


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395/469

395.限界領域を平和的に懲らしめるようです

-セレスト・セヴァ(旧第7世界)-


 普通にどこにでも現れるのはどうなんだろう?

 フットワークが軽いというか、神出鬼没と言えばいいのか・・・。

「いやー、善君、お手柄、お手柄!これでこのワープゲートを使って作戦が立てら

れるね。幸先良いね。」

 いや、おたくの職員が持ってた薬剤のお陰だと思うんですけどね・・・。

「界王様!しばらくの間、善行さんとの共同調査の許可を頂きたいのですが宜しい

でしょうか?」

「えーっと、カティナ君だったね。今回のお手柄は君のお陰でもあるんだ。

君の望みを叶えるよ。善君のこと、煮るなり焼くなり、好きにしちゃって!」

 おい、オイラは食材なのか?いや、実はそうだったりするのか?

「善行、異界では食人の風習は無いから安心しろ。

いやまてよ。善行、そういう事を期待しているのか?うちらが居るのに?」

「善君?「善行さん?「旦那様?」」」

「コピ!誤解を受けるような発言をするんじゃない!

オマエは薄い本の見すぎだぞ!あっ、全員目を逸らすんじゃない!」

 うちの嫁達は、全員薄い本の愛読者らしい・・・。


「オッホン、話を進めても良いかな?善君。」

「我々にはワープゲートがある、が、限界領域の連中はそのことを知られていな

いんだ。カティナ君が使った薬剤は極秘中の極秘だから。

なにせ、カティナ君の上司も知らないんだよね。」

 カティナさんの上司の立場は・・・。

「でね、このワープゲートを研究して、限界領域の奴らを懲らしめようと思うん

だよね。罪人だっていう意識が欠けて貰っちゃ困るしね。

限界領域はあくまで、第1世界で言うところの刑務所だ。

刑務所を乗っ取ってヴェルサリオ国を興すなんて、言語道断なんだよね。」

「ワープゲートを利用して限界領域を叩くってことですか?」

「善君、私は平和主義者だよ。わかるよね?

実力行使は界王として本当の最終手段だから、そんなことはしないよ。

もっと平和的にやるつもりだから、そこのところは安心して。」

 ・・・界王様が言うと、どうにも胡散臭いんだよね・・・



-異界管理局 界務課事務所-


「カティナ、大丈夫なの?しっかりして!」

「綾香?あれっ、ここはどこ?私は今まで何をしていたの?」

「あなたは、事務所奥の管理エリアで倒れていたのよ。

三船課長がたまたま、管理エリアに行って、貴方を見つけたのよ。

ロープで手足を縛られた状態だったのよ。一体、なにがあったの?」

 カティナはまだフラつく頭を必死に動かし、思い出そうとする。

「そうだ、思い出したわ。家に帰った時、鍵を開けようとしいたら、いきなり目

の前が真っ暗になって、気が付いたら今と言う感じね。

途中は全く記憶が無いわ。」

 異界管理局職員は管理局敷地内の専用住居に住んでいる。

 いわば社宅のようなマンションがあり、そこに住んでいるのだ。

 つまり、敷地内での事件となると、外部の犯行は考えにくい。

「三船課長!これは内部の犯行ですよね。至急、警備課に連絡を!」

「いや待て・・・この前、セレスト・セヴァへワープゲートの調査に向かったの

は誰だったのだ?・・・おいおい、これって偽物がすり替わって行ったってこと

なのか?」

 そう言って、三船は大慌てで机の電話を取り、警備課を呼び出した。


読んでいただきありがとうございます。

実は善行と一緒に行動しているカティナは偽物だったのです。

この偽物カティナの正体はいったい?

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「シャイな鉄ヲタが何かをするようです」
の補足事項は本文に記載してしまうと脱線しそうですので、
「シャイ鉄 補足事項」として記載していきます。

登場人物紹介、世界の成り立ちなど、本文に書ききれなかった
補足内容について記載していきますので、よろしくお願いいたします。
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