391.綾香はそれでもトップのようです
-異界管理局 界務課事務所-
ここは異界管理局の中にある界務課。異界にある各世界の状況を把握する部署。
「おーい、新しい仕事が来たぞ!各チーム長は集まってくれ!」
界務課課長 三船 松太郎はそう言って、部屋の奥にある大会議室に各チーム長
を招聘した。
「先ほど入った情報によると、限界領域がどうやら異界の世界に手を出しているら
敷いことが分かったんだ。
第7,第15,第26、第27、第75世界は確定だ!
至急これらの世界の担当チームは状況調査に向かってくれ!
それ以外の世界を担当するチームは、限界領域からの影響が出ていないか調査を行
ってくれ!
限界領域をこれ以上のさばらすわけにはいかないんだ。
悪いが、他の仕事を止めて、この件を最優先で対応し、各チームごとに結果を私に
入れてくれ!
頼んだぞ、諸君!以上だ、解散!」
会議室からクモの子を散らすように解散していく中、一人だけその場に立ち尽く
している女性が居た。
「何やってんだ、綾香!オマエのところは第2世界だから通常業務だ。」
「えっ、私たちは限界領域の影響とか調べなくっていいんですか?」
「当たり前だ!界王様の目が一番届いている世界には必要ないだろ。
第2世界に戻って、シナリオでも書いてろ!」
実は第2世界のカルチャーセンターに勤めているメイド先生達は、全員が異界
管理局 界務課の職員で、第2世界チームの一員だ。
善行に残念な子認定を受けているが、その中でトップに位置するのが綾香だ。
綾香は基本的にここに出勤し、第2世界で業務があるときは、ゲートを使用し
て、第2世界に瞬間移動している。
「綾香久しぶり!元気してた?」
「カティナ久しぶり!そっちはこれから調査?大変そうだね。」
「第7世界チームだからね。早速移動して調査だよ・・・あっ、忘れ物した。
ゴメン、綾香、今度ゆっくり話そうね。」
そう言ってカティナは走り去った。
-セレスト・セヴァ(旧第7世界)-
「ここが現場か。本当に建物が無くなってるな。これじゃ地下にあったワープゲ
ートも粉々に壊れてるよな・・・調査・・・する必要も無いか。」
オイラ達はブリーデルからの知らせを受け、久しぶりにこの世界にやって来た。
軍務世界だった時に比べ、町が色づいた感じがする。そこに住む人もしかりだ。
「善行さん。一応、採掘する機械は準備できてますけど。」
「折角ブリーデルが準備してくれたんだ。ワープゲートの破片を調査するだけでも
何かわかるかもしれないしな。じゃぁ、ブリーデル頼んだよ。」
そして、地下のワープゲート目掛けて掘削作業が始まった。
地上の瓦礫は来た時には片付けられていて、地下目指して瓦礫を掘り出した。
そこに異界管理局の腕章をつけた女性が数名現れる。
戦闘に立っている女性が手帳のようなものを出してきてブリーデルに見せる。
「異界管理局 界務課のカティナです。ワープゲートの件で調査に参りました。
ひょとして、貴方が善行さんですか?綾香からお話は色々と伺ってますよ。」
「どんなお話ですか?」「・・・」
読んでいただきありがとうございます。
異界管理局の調査が始まりました。
ワープゲートのかけらでも見つかれば何かが進展するかもしれません。




