38.異界に行くようです その2
「お、善行君。管理局に到着するよ」
そう言えばこの列車どこを走ってるんだ?
窓の景色を見てみよう・・・マジか・・・宇宙空間だと・・・・
「善行君、管理局でその辺の話もしようか?まずは検査が先だけど」
列車は宇宙空間に突如現れたビルに吸い込まれるように入っていった。
「善君、ゴメンね、異界に放り出されるなんて滅多にないんだけど。」
列車を降りるとホームにはエマとコピが居た。
どんな列車に乗っていたんだオイラはと振り返ってみると・・・・
「ゲントさん、あんたらやっぱりおかしいよ!
どうしてリニアがレールの上を走ってるのさ?しかも、この駅、どう見ても
大将軍駅じゃないか?どっかで見たビルに似てるなと思ったんだよ。」
「第二世界の界長が鉄道を走らせたって話を界王様が聞いて、対抗する
かっこいい車両ってことでリニアにされたわけだけど何か問題あったかな?
あと駅は、第一世界の情報をネットで見て駅を見ていた時に、ビルの中に
鉄道が止まってるの見て、駅直結で便利そうっていうことで決定されたんだ。」
「まず、リニアはレールを使いません。車輪がそもそもなくてゴムタイヤなの!
あと大将軍駅はモノレールの駅で鉄道の駅・・・で合ってる、すいません」
思わず謝ってしまった。シャイなんで最後まで強気でいけなかった・・・。
管理局の応接室に通され、ゲントが説明してくれた。
それによると、
異界とはオイラ達の世界=第一世界で認識されている宇宙空間のこと。
で各世界とは宇宙空間の銀河それぞれが第二世界とか第三世界とかとのこと。
つまり、各銀河がそれぞれで独立した世界ということらしい。
「いやー、第一世界の住民たちがロケット作ったり、望遠鏡を宇宙に飛ばしたり
したときは焦りましたよ。第一世界の住民にはあくまで管理者が居ないという設定
ですので、第二世界とかのことがバレてしまうのではとヒヤヒヤしたものです。
幸い管理局で第一世界に施した光学迷彩で第一世界以外のことはわからない
見たいですけど。」
あの、オイラは知っちゃいけないことを聞いてしまった気がする。
「あっ、そうそう、さっき善行君が乗ってた列車の名称 “銀河” って名付け
たんです。カッコ良いでしょ?」
「あのー、”銀河” って、昔の寝台急行の名前で、リニアに付けるにはスピード感が・・・」




