35.怒られるようです
「善君に迷惑をかけてはいかんだろうが!!しかも酔いつぶれおって」
「父さん、ごめんなさい」
と、娘の愚業を咎める親子の会話が、なぜかオイラの自宅で行われている。
いや、酔いつぶれるって何?
「善行、おでこくっつけて」
コピから映像が送られてきた。
ん、なぜエマとコピがオイラ達の近くで飲んでるんだ?
しかも、店員に怒られてるって?
あれだけ近くで起きてたらわかる筈なのに、気付かなかった?
「長官が時間を戻して、アタシ達が善行のそばに行かないようにした」
デジャブと思ったが、実体験でしたか、そうですか・・・。
「でね、最初の流れだと18:00頃に善行のそばに行ってたけど、
今回の流れではずっとここで、長官がエマを説教してるってわけ。」
コピ、お前もホントは怒られるべき対象では?
まぁ、オイラのそばに移動しようとしていたところを、長官がこっちの世界に
出現?して止めてくれたから、今回の流れでは問題が起きていないわけね。
「善君、すまんかった。娘が迷惑をかけたようだ。謝罪する。」
食べ放題の時もですけどねっ。
「じゃぁ、善君戻ろうか、向こうの世界に。リン様が待ってるぞい。」
なんかこんな生活してると1日が48時間に思えてきた。
「ガンバ、善行。負けるな、善行。一日一膳・・・ってそれでかっ!」
残念、月偏が入るのでそれは違いますぅ!!なんか、オイラのキャラが・・・。
自宅を離れあっちの世界に瞬間移動する長官たち一行。
しかし、こっちの世界では異変が起きていた。
東京総合指令室はひっきりなしに乗務員から連絡が入った。
「乗務していた列車がいきなり233系から80系に変わりました。
グリーン車だけは233系のダブルデッカーです。」
「南武線を特急が走っているんですけど、手持ちのダイヤに載ってないんです。」
「快速大船行の運転手ですが、車両が5両の63系になってしまったんですけど、
サボ無しで運転続行しても良いでしょうか?」
「いきなり車両がディーゼルになったんですけど、免許どうしましょう?」




