30.事件は突然起こるようです その2
パスワード無しでPCに情報をダウンロードし直した。
こっちの世界では、オイラの世界の警察とか検察とかそういった権限は全て
閻魔庁に帰属するとのこと。
その意味でもこっちの世界では一般住民に対し、閻魔庁職員は、かなりの
権限与えられている。警察権、創造権、移動権・・・・
オイラの世界と違うのは、お金という概念が無いので、職員の汚職などは無い
と言われ、逆に閻魔庁職員というのは、一般住民の憧れの的らしい。
なので、闇についての情報はある程度、閻魔庁職員なら共有されている。
一方で、閻魔庁の中でも幹部クラスでしか共有されていない情報が有る。
エマは幹部クラスなので、そういった情報も把握している。
今回エマに見せてもらえることになったのは、オイラも幹部クラスなのでだ。
EXCELに発生した町名、時刻、どのようなアバターか、事件発生情報が事細か
に記載されている。さすがエマ。駅長の役職は伊達じゃない・・・と思いたい。
現在存在する98の町、全てで発生している。
しかもどの町でも比較的新しい住民がターゲットとなっている。
なぜか、時間は20:00-20:50で発生している。
「善行、この時間は人気のコント番組やってる時間だよ。」
こっちの世界では、家具、家電付きの1軒屋が一人一人に配布される。
テレビも含まれていて、テレビは24時間放送されているそうな。
スニーカー履いた侍が刀とスマホを使いこなす時代劇やってたアレだ。
テレビは閻魔庁が住民たちに少しでも飽きないように始めたとのこと。
閻魔庁はテレビ局としても機能している。どんだけ万能なんだ閻魔庁。
事件の情報は得られた。事件の捜査はまず現場から。
「ヤス、現場に向かうぞ」「ヤスって誰?」




