18.こっちの世界の常識を教えるようです その2
恥ずっ!!そして凹むなぁ~。
テッテレー。どこかで聞いたレベルアップの音が聞こえた。
今度はオイラですか。そうですか。
「善君。あっちの世界では念じるが使えるよ。ミニマルに・・・(笑)」
「善行。あっちの世界でレベルアップ・・・(笑)」
気を取り直して、何もなかったかの様にワードローブから着替えを取り出す。
よし着替えよう・・・あれ、いつの間に着替えたっけ・・・アロハは持ってない。
しかも短パン。
「ネットショップで似合うかなと思って買ってみたけど、似合ってるじゃん」
あの、この金のネックレスは必要でしょうか?
見たことのないパンツ履いてるし・・・・。どんな早業使ったんだ。
「凹んでる間にチャチャっと。大丈夫。ミニマルには触れてないから。」
テッテレー。どこかで聞いたレベルアップの音が聞こえた。
またまたはオイラですか。そうですか。
「エマさんや。今は10月なの、アロハに短パンは夏に着るもの。」
寒いとか感覚は無いんだろうか?
エマもコピも食べ物で暖かいとか冷たいとかはわかるようになったと思うけど、
体全体で寒いとか熱いとかわからないのかも。
と横を見ると、子供用のふりふりがついた下着姿のコピがいた。
まぁ、子供ですから欲情とかしませんけど・・・・。
腹出してるとお腹壊すぞと思っていたら、「善行、お腹が変!」って言わん
こっちゃない。
エマがコピのパジャマを買ってたので、トイレから戻ったコピにすぐに着せる。
お腹は出しちゃダメって言い聞かせて横を見たら、エマも下着姿で・・・。
あなたはアカン。捕まりまっせ。ホンマに。
まぁ、下着を着ることは理解していたようで何より。
じゃないと、善行メータが振り切れて・・・・・・って、そういえばメータ
見てない。
「善行のメータは私と同化したよ。私追い出したときに一緒にメータも持って
きちゃった。それより善行、メータ振り切れそうになってるけど、どして?
・・・・・ ぁあ~、やらしー。」
「勝手に人の思考を読んじゃいけませんっ!!」