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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

バイナリ・アーキマジカ:旧名【悪役令嬢は退場しました】

城に棲まう兄弟

作者: ルーク猫

 居てもいいけれど、居なくてもいい、どうでもいい存在だと思っていた。

 本来なら、初めて顔を見た時点で罵って追い返している。


 ただ、あまりにも汚い格好をしていたので、毒気を抜かれただけだ。

 受け入れるつもりなんて、全く無かった。




 平和な時代が二百年以上続いているモスタ王国の首都には、王城があった。

 王城の敷地は広く、高い城の北側は王族縁の人々の墓所になっている。

 基本的には王族と、巡回の騎士と、決められた役割を持つ使用人以外は入れない。


 離宮は墓所の奥に位置していて、囲われていた母親が死んでからは、何人かの使用人が交代で世話をしに通ってきていた。


 それも忘れられることがあり、このまま俺がいなくなっても、誰も気にしないのではないか、と思っていた頃。


 ノックも無しに突然ドアを開けたそいつは、まだ六歳か七歳ぐらいの、汚い子どもだった。


 銀色の長い髪は、櫛を入れたことがないのではないかと思えるぐらいにもつれ合っていた。虫が潜んでいるかもしれないと思って、ぞっとした。

 手足の爪も長い。

 剥がれ落ちた後に生えてきたのか、極端に短い爪もあった。


 着ている服は色が抜け落ちていて、手足の丈が足りていない。

 裾はすり切れ、一部裂けていた。


 俺はたまに、城壁の小さなクラックを抜ける方法で、城下の街へ行く事があった。そこの貧民街の子どもでも、これほど汚い奴は見た事がない。爪ぐらいはちゃんと切っている。


「城に浮浪児がいるなんて、とんでもないな!」

 呆れてそう言った事を覚えている。


 かなり臭うそいつを、井戸まで連れていって、裸にしてゴシゴシと洗った。


 長い爪をペンチで切り、髪もできるだけ短く切った。

 服は、俺のものを着せた。

 虫を遷されるのではないかと警戒したが、櫛でかなり髪を梳いても卵はないようなので、大丈夫そうだ。


 そいつは、何を訊いても「うん」としか言わなかったが、一言だけはっきりと喋った。

「あにうえ」


「兄じゃない。ザイオンだ」

「うん」


 そう答えたくせに、それからも毎日、出入りの禁じられているはずの離宮までやって来ては、あにうえと呼ぶ。


「今度あにうえと呼んだら、こうだぞ」

 俺は、拳を振り上げて、叩く真似をした。


 叩いた訳でもないのに、大声で泣きながら、あにうえ、あにうえと言うので、俺はとうとう根負けした。


 この子どもの顔には、見覚えがあった。

 俺の母親が生きていた頃に離宮に通ってきていた、この国の王によく似ている。


「お前は、マクシミリアン王子でいいんだな?」

「マク……シー……?」

 初めてきいた、と言いたげな顔で俺を見る。

「うん」

 と付け加えた『うん』が、その通りだという意味なのか、適当に返事をしただけなのかがわからない。

「マクシーでいいんだな?」

 と念を押したら、嬉しそうな顔をしたので、それでいいことにした。


 本当に、なんなんだ、こいつ。

 城に住んでいる子どもで、王に似ているのだから、王子で間違いないはずなんだが。

 この北の離宮に幽閉されている俺だって、衣食住の面倒はもう少し見てもらっている。

 たまに、食事係が配達を忘れる事があるぐらいだ。


 朝食の配膳が無かった日、腹が減ったと文句を言っていたら、マクシーは肉の塊を持ってきた。めったに提供されない上等な牛肉だ。厨房から盗んできたんだろう。マクシーは、酷く汚れてはいたが、栄養状態は悪くなかったので、普段から盗みを働いているに違いない。


 いや、これは盗みとは言えない。

 子どもに食事を提供しなくてはならない大人が、責務を果たしていないから、自分達で調達せざるを得ないだけだ。


 その日から、俺の貧相だった食事は、豪勢になった。

 マクシーは北の離宮に棲み着いて、自室には帰らなくなり、俺のベッドで一緒に寝たがった。

 これも豪勢な食事のためだと自分に言い聞かせ、蹴り出さずにおいた。


 マクシーは、その後、少しずつ言葉を話し始めた。

 間違えても怒られない事がわかると、とにかく喋った。

 言っている意味は全くわからないが、俺は適当に頷く。


「一回寝て、起きたら今さっきお腹が空くから」

 という言葉は多分、朝ご飯を意味するのだろう。よくわからんが。


 このままでは不便なので、寝る前に本を読んでやるようにした。

 元々は墓守役の年寄りの住居だったという北の離宮には、退屈を紛らわすためなのか、本がたくさんあった。

 マクシーの語彙は、ゆっくりだが、少しずつ増えていく。


「あーにうえ」

 茶色い抜け殻を手に持って、嬉しそうに見せにくる。

「せみ!」

「お前、服をどこにやった」


 マクシーは、捨ててしまったボロボロの服が大好きだったらしい。俺が着せた服はすぐに脱いでしまう。

「うわっ恥ずかしい! お前、真っ裸じゃないか!」

 目を覆って、大げさに言う。

「丸見えだぞ! 恥ずかしい!」

 不思議そうな顔をした後、マクシーは服を探しに行った。


 このパターンを何度か繰り返してようやく、マクシーは『恥ずかしい』という概念を覚えた。多分。

 恥ずかしい、と言いながら、ズボンだけはしっかり身につけるようになった。

 もっと幼い頃に学ばなくてはならなかったものが、『恥ずかしい』の他にもたくさんあるのだろうが、俺は専門家ではないからわからない。


 俺はいったい、何をやっているんだろう、と思う事がある。

 これではまるっきり、子育てじゃないか。

 何で俺が、こんな事をやらなきゃならないんだ。




 このままではいけない、と思ったのは、マクシーが九歳か十歳の頃だ。

 少しだけ違和感のあった俺の身体は、間違いなく、母親から受け継いだエルフの特徴を発現し始めていた。

 まだ目に見えるほどはっきりとではないが、俺に擦り寄るようにして眠るマクシーの身体と比べれば、時間の問題だとわかる。


(母親の故郷へ行かなくては。獣人族、竜人族、エルフ族と人族が共存するという、自由の国、カプリシオハンターズ共和国へ)

 そんな国があるのだと、俺が小さい頃に、母親が話していた。


 エルフが住むのはその国だけだから、そこが故郷のはず。

 人々はモンスターを狩って暮らしているという。

 いつかあの男がその国に連れていってくれると、母親は信じていた。


 約束は果たされなかった。

 あの男は、自分の側に彼女を縛り付けておく事を選んだ。

 あいつが俺の母親を殺したようなものだ。


 鈍い怒りを押し殺す。

 子どもの俺には、何の力もない。

 生きていくのがやっとだ。

 今のようなひ弱な身体では、何もできない。


 モンスターの住むような国に渡っても、このままでは生きてはいけないだろう。

 当時は、繁り過ぎて城壁に食い込んだ木の根元から、割れ目を抜け、城外に出る事ができた。俺は日が昇る直前の短い間だけ、城の周辺で走り込みをする。


 目立ちたくなかったのに、マクシーが毎朝勝手について来た。

 遠い国に行くための訓練だと言っても、聞き分けようとしない。自分も一緒に行くというので、俺は呆れた。

 俺の母親の国であって、マクシーとは何の関係もないのに。

 そもそも、この国の王子を連れていったりしたら、俺の亡命計画はうまくいかない。


「兄上」

 そう呼ばれると、最近特に、酷く苛つく。

「兄じゃない。ザイオンだ」

 何度もそう返すのに、マクシーは覚えない。一度間違った言葉を覚えると、マクシーはなかなか修正がきかない。ズボンをズバンと言い続けたりする。ズバンと足を入れるかららしい。


 一緒にトロトロと走っていたら、鍛錬にならないので、マクシーを置き去りにして走る。

「兄上待って」

 マクシーが泣き出す。

「兄じゃない」

 言い捨てて走る。いつもこのパターンで、そのうちに諦めるだろうと思っていた。


 いつからか同じ道で、年下の少女を見かけるようになった。

 同じ明け方に、城の周囲を走り込んでいる。

 黒髪で、整った顔に、少しつり気味の大きな目をした女の子だ。その目のせいからか、猫っぽい印象があった。

 いつもニコリともしない冷たい表情を浮かべ、その黒い瞳は傲慢でもあった。目が合っても何の感情も表さない。お前などに興味は無い、とでも言われているような気がした。その辺も、猫の気質に似て無くもない。


 意外にも、泣いているマクシーの世話をしてくれたのは、彼女だ。

 一見理知的な彼女は、一緒に走っているマクシー相手に愚にも付かない事を喋りまくっていた。


「ダンジョンはね、スライムとかゴブリンとか、怖い生き物がたくさんいるの。それをやっつけると、経験値が貯まっていって、レベルアップするの。ゾンビと骸骨もいてね、アンデッドっていって、死んでるから死なないのよ」

 何の話だ。

 賢そうに見えて馬鹿だったとは。


「死んでるから死なないの? 凄いね! 僕も死んだら死なない?」

 マクシーが目を輝かせている。

 いかん。

 本気にしている。


「そんなのいるわけないだろ、バーカ」

 そう言いながら、二人の側を追い越し、走り去る。

 女が何かキーキー言っていた。


「大地の精霊よ! 我が願いを聞き届けよ! あの男に怒りの雷を!」


 馬鹿だ。

 道理で、マクシーと気が合う訳だ。






「クッキーと、チョコと、お水と、パン」

 マクシーが、背嚢に食べ物を押し込んでいる。

「そんなものは要らねぇんだよ」

 俺が何度言っても、聞かなかった。


「だって、冒険の旅だもん。ダンジョンがあるかもしれないよ」

「あの女の言うことを真に受けるな」

 苛々する。

 夢みたいな話を本気にして。


「いつもよりは遠いけれど、ちょっと歩いて、大使館まで行くだけだろ?」

 俺一人なら、勝算はあった。

 金の瞳と、魔法を少し使える事が、エルフの血を引いている証拠になる。簡単に亡命は受け入れられるだろう。


 けれど、マクシーは駄目だ。

 この国の王子を、しかも未成年を亡命者として受け入れたら、国際問題になるはずだ。

 おまけに、あの変な女の子を、一緒に行こうと誘ったという。

 受け入れてもらえるはずがない。


 まあいい。

 大使館で断られたら、マクシーも諦めるだろう。

 そう思っていたのに。




 俺達は、ちょっと遠くまで歩くだけの大使館にはたどり着けなかった。

 彼女と約束しているという、いつもの緑地帯まで行くことさえ、できなかったのだ。


 金属音に振り返ると、男が鞘から剣を抜いて、マクシーの首を狙って横に薙ごうとしている所だった。

「マクシー!」

 咄嗟に手を引いた。

 空振りした男は、もう片方の手に持っていた剣を間髪入れず、マクシーの背中に向かって突き立てた。


 城に近いところで襲われたのは、不幸中の幸いだった。

 周辺を早朝巡回していた近衛兵達の姿が見えた。

 男は逃げ始め、兵の一人がその後を追う。


 俺は、マクシーを抱えて座り込んでいた。

 血が滴って、ぐっしょりと、俺達二人を濡らし始める。

「あにうえいたい……」

 それだけ言って、マクシーは目を閉じた。


「助けて!」

 俺は、泣き喚く事しかできなかった。

「弟が! 死んじゃう!」


 大騒ぎになった。




 あの時の事を思い出すと、今でも身体が凍えた感じになって、手が震える。

 マクシーが背嚢を背負っていなかったら、剣は正確に心臓を突き刺していた。


 あの時、マクシーが冒険に行くつもりで、背嚢に荷物を詰め込んでいなかったら。

 ……俺の言葉に従って、背嚢を置いて出ていたら、マクシーは十三歳のあの時、死んでいた。


 それがトラウマになったのかもしれない。

 成長して、王国を脱してカプリシオハンターズ共和国に亡命してからも、マクシーが玄関周りを骸骨で飾ろうと、角や牙や爪を大量に外壁に埋めようと、止める気にはなれなかった。

 おかげで、俺達の新居には『魔王城』とか『悪魔城』などという渾名が付けられている。

 よほどの害がない限り、好きにすればいいと思う。




 あの日、マクシーが第二王子派閥に命を狙われていると知って、俺は亡命を先延ばしにした。

 国王は、事件が起きて初めて、城内で何が起きているか把握したらしい。

 言葉を上手く喋れない王子として、育児放棄されていたマクシーは、マクシミリアン第一王子としての待遇を取り戻し、護衛に守られる立場になった。


 国王は、俺の処遇も決めた。

 これまでのように幽閉するのではなく、貴族の養子に出して身分を確保した上で、マクシミリアン王子の側近とした。俺は母親を死に追いやったあの男を赦せはしないが、マクシーの当面の安全ためには、仕方が無かった。


 交換条件だったのだろう。俺の養父となった貴族の、妹に当たる女が、国王の側妃になった。側妃はその後、三番目の王子を産んだので、権力争いは加熱する一方だ。






 一緒にカプリシオハンターズ共和国に行こうと約束した女の子とは、その後会う事はできなかった。

 城壁の割れ目は修復されたし、俺とマクシーはしばらくの間、自由な時間が持てずにいた。ようやく落ち着いた頃、明け方に城の周辺に何度か行ってみたけれど、女の子は来なかった。


 マクシーとの約束を守るために行動して、家を抜け出していた事が家族にばれたに違いないと思い当たったのは、何年か過ぎてからだ。




 彼女は必ず後から来るはずだとマクシーが言うので、俺達は亡命に成功した後、移住希望者が最初に配属される拠点に居座り続けた。


 来ても来なくても、どちらでも良かった。

 待っている間俺は、エルフ族の魔術について独学で学び、魔道具の制作を始めた。

 正直、モンスターを狩猟する生活は、俺には向いていないと思った。エルフの属性を持つ俺が、もっと効率良く稼ぐには、魔道具を作って売ればいい。


 特に、リセット用のブレスレットは、高い値段で売れた。

 身体の状態を記録しておいて、受傷した時に、元に戻す事ができる。トリガーをボタン操作にしておけば、魔術を使える者に頼らず、その場でリセットが可能だ。

 過去の苦い経験から、俺はマクシーにもそのブレスレットを渡しておいた。


 三年ほど待ったところで、マクシーの言った通り、あの時の女の子、クロエが共和国に亡命して来た。

 彼女の分も、リセット用ブレスレットを作って渡した。

 だから、多少の事があっても、問題ないはずだった。






 マクシーが、モスタ王国から来た刺客によって深手を負わされた時、クロエなら冷静にブレスレットを操作して、傷を治すはずだと俺は思っていた。


 王国からの客人として来たらしい刺客達が、共和国側の治安維持組織であるガーディアン達に引き摺られていく。


 そちらへ一瞥もくれず、クロエがマクシーを抱えて涙に暮れている姿は、あの日の俺を思い出させた。

 怒りを抑えながら、見守る。

 リセット用ブレスレットの事を、クロエは思い出す気配がない。


「血が、止まらないの」

 傷を押さえたクロエの手が、震えている。

「どうしよう……止まらないの……」


 さすがに、可哀想だな。

 そう思って、近づく。


「ごめんね、クロエ」


 謝ればいいってもんじゃないぞ、マクシー。

 そろそろ口を挟もうかと思っていたら。


「訊いていいかな……僕のこと、好きかどうか」


 そうきたか。

 それがこの茶番の主目的か、マクシー。


「うん、……好きよ。大好きだから……死なないで」

「良かった」

 そう言って、マクシーは目を閉じた。


 いつの間にこんなに悪賢くなったんだ、マクシー。

 クロエが泣いてるのに、良かったとはなんだ。


「死んじゃう……いやぁ──誰か……助けて……いやだ……いや──」

 昔を思い出して、これ以上は見ていられない。

「いつまでやってるんだ」

 俺は苛々しながら、二人の世界に割り込んだ。


 かがみ込んで、マクシミリアンの左腕を持ち上げると、ブレスレットを操作した。

 あっという間に、怪我が塞がっていく。


「この野生児、動体視力が規格外で、人間ごときの太刀筋は完璧に見切るからな。この怪我はわざとだ。致命傷を避けて、血がたくさん出る程度を狙って当たりに行ったんだろう」

 そう言って、治ったばかりのマクシーの頭を、ペシッと叩いてやった。


「違う。本当に、やられたの」

 マクシーがパカッと目を開けて言った。

「本当に、うっかり」


 クロエは、あっさりとマクシーを放り出して、走り去った。

 マクシーは呆然とその後ろ姿を見送っている。


「お前は、心配してくれている人の気持ちを、何だと思ってるんだ!」

 さっき軽く叩いたばかりの頭を、今度は拳で殴った。

 多分、昔の俺の気持ち分も入っていただろう。

「あに──」

「兄じゃない」

 そう言って、もう一度殴ると、マクシーはボロボロと涙を零した。

 泣きたいのはこっちだ。


 会ったばかりの時は、俺の方が何歳も年上だった。

 今は、誰も言及しないが、どう見ても俺の方が年下に見える。


 これからは、見かけ上の年齢差がどんどん開いていくだろう。

 普通の人間と、長命種であるエルフのハーフとして、住んでいる世界がズレていって、一緒に居られる時間はおそらく、もう何年も残っていない。


「僕を殴ると、クロエが怒るよ?」

 マクシーは、開き直った。


「そうだといいがな」

 俺は、悪役の気分で、囁いた。

「わざと怪我をして、泣かせた上に、騙すような真似をしたお前の事は、大嫌いになっているだろうよ」


 目を見開いて崩れ落ちた、図体の大きい腹違いの弟をそのままにして、俺は踵を返す。


 お前のせいで、俺の人生は散々だ。

 だから、これぐらいの意地悪は、許されてもいいはずだ。











⋈ ・・・・・・ ⋈ ・・・・・・ ⋈

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