表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鐵拳好漢  作者: 東武瑛
8/15

油断大敵

翌朝

武館に賭場の女が男達を引き連れやって来た。

陳と李は中庭で稽古していた。

「李先生」女が言った。 

「その男に用があるんですけど」

「どんな用ですか?」李が問うと男が「ずべこべ言わず、男の身柄を引き渡して貰おう」と凄んだ。

「それは出来ません」と李は答えた。

「なぜ出来ない?」男が言うと「彼は今、私の弟子です」李は答えた。

「やっちまいな」と女が言うと男達は一斉に李と陳に襲いかかって来た。

二人は男達の攻撃をかわしながら拳脚を振るった。

二人の攻撃は圧倒的だった。

「ダメだ。姉貴、かないません」

「男のクセにだらしない」と言うと女は構えた。

陳が「女は相手にしない」と言うと女は陳の股間を蹴り上げた。

「あ、イテテテ」陳は股間を押さえ飛び跳ねた。

「とにかく、お引き取り願おう」李が言うと女は李の股間を蹴り上げた。

李は膝を上げガードした。

女の足は李の膝に当たった。

「イタッ、畜生、また来るからね」女はそう言うと男達を引き連れて去って行った。

「陳、大丈夫か?」

「はい、先生。油断大敵でした」

「ウム」と言って李は部屋の奥に入って行った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ