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忍者再来
夜
英風武館
陳が黄の快方をしている。
「入門したい」黄は陳に言った。
「先生の許しがあれば入門出来ますよ」
そこに英風が入って来た。
「李先生。入門させて下さい」黄は李に言った。
「良いですよ」と李は答えた。
皆が寝静まった深夜。
再度、忍者軍団は英風武館に潜入した。
「今度こそ抜かるなよ」
「承知した」
忍者は英風武館の中庭に入った。
「陳の居場所を探すのだ」忍者が部屋に入ると灯りが着いた。
「シツコイよ。お前達」気が付くと忍者の前に陳が立っていた。
「これが欲しいだろ」陳はそう言って忍者の前に巻物を出した。
忍者達は陳に襲い掛かって来た。
が、陳は忍者達をあしらった。
「何事か」
李も起き出して来た。
李は棍を手に忍者をあしらう。
「引け」そう言うと忍者は家の外に逃れようとした。
「そうは行くか」と陳は網を投げ忍者を捕らえた。




