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鐵拳好漢  作者: 東武瑛
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李の勝利

早川が武館に来ると李と黄が対峙していた。

李は前足で下段、顔面と速射砲の様な二段蹴りを放ったが黄はこれを凌いだ。

黄は李の顔面に廻し蹴りを放った。

李は顔面をガードし回転後ろ蹴りで黄の脇腹を打った。

「ウッ」

李の踵が黄の脇腹に刺さる様にめり込み、黄は屈みこんだ。

李は踵で黄の脳天を蹴り落とした。

「参った」黄はそう言うと倒れこんだ。

「お見事」早川が言った。

「陳、黄さんの快方をして下さい」

李が言うと陳は黄を抱き部屋に行った。

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