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『te:tra』  作者: 坂江快斗
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第37話〈流々禍ノ章〉「禍は彼女を手にする」

――[現在]、旧藤咲市、山中の滝――


「せんぱい?先輩っ!!」


昼食の途中、突然意識を失った陸斗先輩にわたしは何度も呼びかける。

先輩の意識の中に居る枝紡先輩、リロウスさんにも声を掛けた。


でも、誰も呼びかけに反応してくれない。


わたしには一体何が起きているのか分からなかった。

救急車を呼ぼうにも携帯電話は繋がらないし、ここは実際は立ち入り禁止区域。

ここにいる事自体、問題なんだ。


とにかくわたしは、先輩が呼吸をしているのかを確認した。

右耳を先輩の口元に近づける。

微かにくすぐったい感覚があり、心肺が機能していることがわかって安心した。

・・・けど、先輩の体は信じられないほど熱くなっている。

高熱どころじゃない。燃えているみたいに熱いんだ。


わたしはすぐに水場でタオルを濡らし、先輩のおでこにタオルを乗せる。

でもすぐに乾いてしまう。

先輩の呼吸が乱れていく。汗が噴き出し、胸に手を当てると鼓動がかなり速くなっていた。

わたしも目まぐるしく変わる先輩の体調変化に混乱してしまう。


「ねえ!嵐禍っ!このままじゃ先輩が!」

――〈落ち着いて、まる。あなたが慌ててはいけないわ。この世界には病院というものがあるのでしょう?まずはそこに連れて行きなさい〉


焦るわたしとは逆に嵐禍は冷静だった。

そうだ、病院・・・。すぐに連れて行かなくちゃ・・・


体を嵐禍の姿に。改めて自分が自分ではなくなってしまったように感じたけれど今は先輩を病院へ連れて行くことが最優先だ。この際、人目につくことなんかどうでもいいんだ。


身悶えする先輩の体を持ち上げようとしたとき、その熱さに思わず手を引っ込めてしまった。


「えっ・・・、これって・・・」

――〈本格的にまずいわね。能力の使いすぎかもしれない。急ごう、まる〉


嵐禍の言葉の後にわたしはもう1度先輩の体を持ち上げるために手を伸ばした瞬間、先輩の目がカッと見開いた。目は真っ赤に充血していて体中の血管が瞬時に浮き出てくる。


「せんぱい・・・?」


重力に逆らって浮き上がる先輩の体。体の節々から黒い炎があがる。

尻餅をついたわたしは、腰が抜けて動けない。


先輩のその姿に、あの夜のことを思い出した。


「・・・黒い、炎・・・」


「あ゛あ゛・・・、ァ゛づい・・・」


――ァ゛ツ゛いッッッッ!!!!!!


叫びに似た声のあと、先輩の体から一気に黒炎が放出される。

辺り一帯の木が一瞬で焼け落ちた。


「ああ・・・あああ・・・・」

まるで動くことが出来ないわたし。先輩の身に一体何が起きているんだ・・・。


白目をむいて、自分の体を掻き毟る先輩は何度も「あつい」と叫ぶ。

このままでは黒炎が先輩を燃やし尽くしてしまう・・・!


「嵐禍っ!力を・・・」


急がないと、先輩を助けないと・・・!

わたしは両手を空に掲げる。

あの化け物と似た状態なら嵐禍の嵐で熱を冷ませるかもしれない。


何度も両手に力を込める。

でも、空に変化は起きない。

反対に先輩の黒炎がさらに大きくなっていく。


「嵐禍っ!力を貸して!早く!」


嵐禍は急に静かになって何も答えてくれない。

「お願い!嵐禍!」

――〈・・・待って、まる。このままでいい・・・〉


何を言っているの?このままでいいわけない!!


「ウウウ、嗚゛呼゛ああ゛ア゛ア゛ア゛」


叫びに呼応して黒炎が広がる。完全に先輩は炎に包まれている。


「こ、こうなったら・・・っ」


わたしは思い切り先輩に向かって走り、ぶつかる。

抱きつくようにしてそのまま滝の水場に先輩と一緒に飛び込んだ。


けれど、水が一瞬で沸騰し、蒸発した。

落ちてくる滝の水も全て。


「そんな・・・」

わたしの下で先輩が体中を掻き毟り苦しんでいる。

暴れる手がわたしの頬に当たってわたしは思い切り飛ばされた。

まだ燃えていない木に背中から直撃して、今度こそ動けなくなった。


「せん・・・ぱい・・・」

――〈大丈夫よ、まる。・・・彼は戦っているだけ〉


痛みのせいで遠くなっていく意識の中、嵐禍の言葉がやけに響いて聞こえる。


〈これは、彼の試練。彼は今、自分と戦っている。あの禍の炎に打ち勝つために〉


淡々と聞こえる嵐禍の言葉。見えている先輩の姿は絶望的だ・・・。

救いたいのに、救えない。

ただ、見守ることしかできない。見守っていろと嵐禍は言う。


「ごめんなさい・・・せんぱい・・・」


わたしの力のない声は、先輩の絶叫に掻き消された。


*****


――[現在]、桜見市中央病院


鳴り響く医療機器の異常音。脳波計は異様な動きを見せる。


「お姉ちゃん!!お姉ちゃんっ!!」


椎菜はベッドの上でのた打つ栞菜を必死に押さえつける。目が大きく見開いて体中から汗が噴き出ている。息づかいはかなり荒い。


「はあっはあっはあっはあっはあっ・・・あああああああ」


心拍数が上昇し、数字は190を超え、200に達しようとしている。


「せ、先生よばなきゃ・・・!」


ナースコールを連打し、一秒でもはやく医者が到着することを願う椎菜。

姉の容態が急変したのは、突然の事だった。

陸斗との昔の話を聞きだそうとした途端の事、姉は意識を失った。

何度も呼びかけたあと、姉の体は震えだし今に至る。


ベッドを破壊してしまいそうなほど暴れる姉を小さな体でなんとか抑える。

荒い息づかいの中、椎菜は姉の言葉を聞いた。


「はあっはあっ、りく・・・ごめん・・・ごめん・・・ごめん・・・」


栞菜が見開いた目に、光は無かった。




***** ***** *****

   ――かんなとりくと――

***** ***** *****



・・・・・・・。

・・・・。

・・。



「・・・ちゃん、・・・菜ちゃんっ!」


だれかがあたしをよんでいて、とおくからひぐらしがないているのがきこえた。


いきがくるしい。あつい。


あたしをよんでいるのはだれだろう。

こえはたくさんきこえた。おとこのひとのもおんなのひとのも。



――ぴんぽんぱんぽん


まちのほうそうがながれてくる。

おんなのひとのこえ。でもなんだかあわてているようなこえ。


そういえば、あたし、いま、なにしているの。


――おとこのこのなまえは・・・しきせ・・・りくと・・・くん


やまびこみたいにこえがかえってきておとこのこのなまえがあたしのあたまのなかになんかいもひびいた。


しきせ・・・りくと・・・くん・・・

 しきせ・・・りくと・・・くん・・・

  しきせ・・・りくと・・・くん・・・


――ほんじつ・・・ごご・・・3じすぎより・・・ゆくえが・・・わからなくなっており・・・げんざい・・・そうさく・・・しています・・・。はっけんした・・かたは・・・やくば・・・けいさつ・・・まで・・・ごれんらく・・・ください・・・。


――なお・・・、しきせ・・・りくと・・・くんは・・・




〈向日葵園の山から転落した可能性があります〉



「・・・リクっ!!!!!!」


飛び起きたあたしの前には、おばあちゃんと山のおじいちゃん、白衣をきたお医者さんがひとりと、警察の人が3人、近所のおばさんが2人いた。どの人の事も知っている。みんながあたしを心配そうに見てくる。


「栞菜ちゃん?大丈夫?」


おばあちゃんがあたしの頬を両手で包みながら聞いてくる。

自分のしんぞうがドキドキしているのがわかる。


「はあ・・・はあ・・・はあ・・・っ」

「ほら、お水飲んで」


おばあちゃんから渡されたコップ一杯のお水。あたしはそれを口に入れて、全部吐いた。水以外のものも、全部。

おばあちゃんはあたしのせいで汚れたのに優しい顔のままだ。


「熱中症・・・ですかね・・・?」

「おそらくは。しかし、なぜあのようなところに・・・?」


警察の人とお医者さんがお話している。その会話に山のおじいさんが混じった。


「わしが、ちゃんとみておらんかったせいですわ・・・。本当に、申し訳ない・・・。逮捕するならしてください・・・」


おじいさんは泣きながらあたしと警察の人をみて、頭を下げてた。


「栞菜ちゃんは熱中症、もうひとりいた男の子はまだ行方不明ですって」

「はやくみつかるといいけど・・・」

「こわいわあ、これも流様の・・・」


おばさんたちは何かひそひそとお話していた。でもあたしのあたまにはぜんぜん入ってこない。ぼーっとする。おばあちゃんが服を着替えさせてくれた。


「栞菜ちゃん、お父さんとお母さんもすぐに来るって言ってたからね。今はゆっくりやすみんさい?」


あたし、なにか、忘れてる。リクは?リクはどこ?さっきの放送はなに?

この気持ち悪い感じは何?あたしはどうしてここにいるの?

リクといっしょに向日葵園にいたじゃない。

リクと、あと、もうひとりの、女の子・・・と。


・・・・・あのこ、だれだっけ・・・・・。


〈・・・コソ、・・・レダ〉


バンっと頭が痛くなる。思いっきりぶたれたみたいな痛みが頭の中ではじけた。割れるみたいに痛い。痛い、痛い、痛い・・・。


「栞菜ちゃん!?どうしたの?頭痛いかい?」


痛い、痛いよ・・・。

痛いの、おばあちゃんっ!


「脳に異常があるかもしれないですね。市の病院に連絡します!」

「捜索チームから連絡が入った。崖に生えていた木に少年の服が引っかかっていたみたいだ。木をクッションにして落ちた可能性があるなら生きている可能性が高い」


みんなの声がとてつもなく大きな声で聞こえる。うるさい。

黙って、おねがいだから。静かにして、おねがいだから・・・。


「栞菜ちゃん!」「もしもし、笹貫町巡回医師の・・・」

「俺たちも捜索に向かうぞ」「はいっ」「あたしたちも行きましょうか」

「そうね」「はやくみつけてあげないと」


―――――。


「黙れええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!」



――・・・・・・・・・


水の音が聞こえた。流れる水の音。近くの川のせせらぎ。


「だまれだまれだまれだまれ!!だれもしゃべるなあっ!しずかにしろおおっ!」


しゃべっているのは、あたしだけ。みんな、もうしゃべっていない。

でも、聞こえるの。

〈オマエハ、ダレダ〉って。ずっときこえるの。


「・・・だまれ・・・しゃべるな・・・おねがい・・・」

「栞菜ちゃん・・・」


おばあちゃんだけを残して、みんなはいなくなった。

おばあちゃんはぎゅうってあたしを抱きしめてくれた。


おばあちゃんのしんぞうの音。とくん、とくん、とくんってゆっくり聞こえた。


「・・・ッ。うう・・・うっ・・・お、おばあちゃん・・・」


今度は涙が止まらない。どうしてだろう。

瞬きも出来ないくらい涙が溢れてくる。

涙も鼻水も止まらない。


「だいじょうぶ。だいじょうぶだから。ゆうっくり、息を吸って、吐いてごらん。おばあちゃんはここにおるから」


言われたとおりに息を吸って吐いた。何度も繰り返した。

深呼吸をするごとに、あの声は遠くなっていく。


「どうだい?おちついたかい?」


おばあちゃんの腕の中で、うん、と頷いた。

まだ体は震えているけど。


「話、きけるかい?」


頷く。


「今日ね、栞菜ちゃん、向日葵園の真ん中で倒れとったんよ。あのじいさんがみつけてくれてな。お医者さんは熱中症って言っとった」


頷く。


「・・・それでな」


おばあちゃんは言いづらそうに続けた。


「栞菜ちゃんみつけたあと、今度は陸斗君がいなくなってしまってじいさんが向日葵園も菜園もくまなく探したんやって。そしたらな・・・崖に落ちんようにするための柵が一箇所壊れてたんやって。そこに、陸斗君の靴が落ちてたんやって」


頷くことができなかった。なにもわかんない。

おばあちゃんの言っている言葉がわかんない。


リクが、がけからおちた・・・?


いみがわかんない。なにをいっているの、おばあちゃん?

リクはあたしとかくれんぼしてたんだよ?

あたしが隠れて、リクが鬼。


リク、10まで数えるって言ってたもん。

10数えたら探しに行くって・・・。


「いま、みんながさがしてる。美空さんも」

「ぜったいにみつかるからね」

「栞菜ちゃんは休んでおき?」


一つ一つの言葉をゆっくり言ってくれるおばあちゃん。

でも、あたしはその言葉を受け取れない。


リクの顔や仕草を思い出していたから。


たった一ヶ月。リクと出会ってからの時間はそれだけ。

転校してきたばかりのあたしにはじめてできた、ともだち。


まだなんにもリクのことなんて知らないのに、

知っていきたいのに。


まだ仲良しにもなれていないのに。

これからなっていきたいのに。


まだ話したいこといっぱいあるのに。

まだ、まだまだいっぱい、いっぱい過ごしていきたい時間があるのに。


こんな終わりはいやだ。

いやなんだ。もう取り上げられるのは。


あたしから大切な人を取り上げるのはやめて。


かみさま、リクを返してっ!!!


「あっ、栞菜ちゃん!」


裸足のまま、おばあちゃんの家を飛び出した。

小さな砂利が足の裏に刺さる。気にしてなんかいられない。

街は薄暗くて、あちこちに赤いランプが点灯してた。


本当にたくさんの人がリクを探していた。

すれ違う人たちに声をかけられたけど無視して

あたしは山道を登る。


朝、リクといっしょに登った山道。

勇者になりきってあたしの前に出てきたり、カブトムシを捕まえて自慢してきたり、見た目から怪しい毒キノコを触ろうとしたり。

馬鹿みたいなことばっかりやって、馬鹿みたいに笑って。

リクの笑顔はあたしも笑顔にしてくれるんだ。

たぶん、あたしだけじゃない。

みんなを笑顔にする笑顔をリクは出来るんだ。


守りたい。今度はあたしが、リクを笑わせてあげたい。


途中まで同じ道を行った後、脇道に逸れて斜めに下っていく。

斜めに生えた木を掴みながら慎重に、速く。

下った先には川があるはずだ。


「・・・わっ!」


細い枝だったのか、折れた。

何回転もして落ちていく。大きな木の幹にぶつかって止まった。

木の幹の下をみてぞっとする。真下はごつごつした岩場だったから。

それにかなり高さがある。


ここよりももっと高い場所からリクは・・・。


嫌な予感がした。余計なことは考えないように、首を大きく横に振った。

体のあちこちが痛い。

あたしがこんなに痛いんだ。リクなんてもっと痛いに決まってる。

はやく、助けに行かなくちゃ。


近くにあった木の枝を掴む。体を起こそうとした。


けど、その枝もぼきって折れた。


「ああっ・・・」


きっとリクもこんな気持ちだったんだ。

一瞬で遠くなっていく今居た場所。体がふわりと浮く。背中に寒気がする。

このまま頭から落ちたら、あたしは死ぬんだろうな・・・。

なぜかゆっくりと景色が進んでいく。


あたしの目には折れた枝を掴んだままの右手が見えた。



――そっか。

――結局、あたしも死んじゃうんだ。

――もう、だれにも会うことができなくなるんだ。



お父さん、お母さん、椎菜、おばあちゃん、前にいた学校のともだち、笹貫町のおじちゃんおばちゃん、こどもたち、藤咲で出会った人たち、あたしが出会ったみんなの顔が浮かんで、みんなにあたしは手を振った。



――ばいばい。って

あたしは目を閉じて、何もかもを諦めた。












〈ナラン。シナセヌ〉






心の奥に光が灯ったみたいに温かくなって、

聞き覚えのある声が聞こえてから一秒もなく、

あたしの体は地面に叩きつけられて飛び散った。




*****




〈・・・ソナタニ、チカラヲアタエテヤル〉

〈ソナタハ、ワラワノアルジユエニ〉

〈ソナタヲマモリシハ、ワラワノツトメ〉

〈ソナタノネガイコソ、ワラワノネガイ〉


〈オマエハ、ダレダ〉


〈ワラワハ、ソナタノトトモニアルモノ〉


〈オマエハ・・・お前は・・・・・あなたは、だれ?〉

〈童は、〉



*****



・・・・・・・・・。


・・・・・・。


・・・。



ぼんやりと目の前の景色が現れて、また暗くなる。

また現れる。また暗くなる。

目の前が白くなったり、黒くなったりしているということは瞬きをしているってことか。じゃあ、おれは・・・生きてる・・・?


でも体が動かない。何も聞こえない。においも感じない。

ただはっきりとしてきたのは、母さんがおれの顔の前で泣いているってこと。


母さんの泣いてるところ、はじめてみたなぁ。

何で泣いてんだろ。おれが泣かしたのか。


・・・そっか、おれ、崖から落ちたんだっけ。


落ちて、木にぶつかって、でも勢いは止まらなくて一番下まで落ちた。

岩に体を打った後、跳ねて川に落ちた。それからの記憶は全く無い。


誰かがみつけてくれたのか。

誰かのおかげで生きてんのか。


誰のおかげだ?


・・・わかんねえ。


なんだかすげえ眠たい。

頭も痛いし、だんだん体全部から痛みが出てくる。


瞼ももう開けていられない・・・。

目を閉じたら、また母さん心配させちゃうよ・・・。


だから目を開けてなくちゃ・・・。


・・・開けて・・・なくちゃ・・・。




















「せんぱい・・・、陸斗先輩っ!!!」


体中が燃えるように熱い。また誰かが俺を呼んでいる。


目を開けて、目の前にいた鳴海の顔を見て俺は、

ここが現実だと理解した。



遠い日の記憶。栞菜と出会った日のこと、旅をしたこと、向日葵園に行ったこと、

事故に遭ったこと。


死にかけていた俺を助けてくれたのは、栞菜だったということ。


どうやって俺を見つけたのか、

どうやって俺を運んだのか、


その記憶だけがまだ取り戻せないまま、俺はまた目を閉じた。



今まで轟々と流れ落ちていた滝の水音は、なくなっていた。




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