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好きの違い(最年少組)
大好きなのに素直になれなくて
口から出るのはいつも心の反対で
それでもそばにいてくれる君に
甘くて酸っぱい果実のような感情
これを恋と呼ぶんだね
好きだよって言ってみてもいいですか?
でも、そんな事言えるわけあるはずもなくて
ぼくは君を見つめてばかり
目があったら君が微笑むから
ほら、また胸がぎゅっと締め付けられる
わかってるよ 君にとって僕は弟みたいなものにすぎないと
だけどわかって この思いは本物だって事
時が2人を離れ離れにする日が近い事、僕は知ってる
寂しいって僕が言ったら 君も同じ言葉を返してくれたね
届いて 届かないで 交差してゆく
2人過ごした日々はあっという間に過ぎ去って 近づく別れ
小さくなっていく背中に 揺れる袖を捕まえて
たまらず 告げた2文字
同じ言葉を君も返すけれど
意味が違うと気づかない
その純粋な優しさは時に残酷だけど
その笑顔で思うよ 君を愛してよかった
溢れてく涙 心配そうな顔になる君
嬉しいはずの 頭を撫でてくれる手が
今は少し痛いや