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最果ての先で~異星間武勇伝~  作者: 団栗山 玄狐
第三章 問題、面倒、手間だらけ
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act49 作戦会議その1

act49 作戦会議その1



今はチームメンバーでの話し合い中だ。

参加者は、クロスフォックスのメンバーがいる。


整備班の親方とその弟子であるリノアとレイクもいる。

なかなかの顔ぶれになった。


「さて、今回集まってもらったのは他でもない。次の出撃についてだ」


とオレが話を切り出すと


「トモキ、今回の件はあの駄々っ子三人衆が絡んでるって噂は本当なのかよ」

親方が体の前で腕を組み、ふんぞり返りながら眼光鋭くこちらに視線を向ける。


「その通りです。だから今回の主戦場はW9-X512エリア、別名”屁理屈の戦場”なんです」


「で、お前は生きて帰るつもりなんだな」


「当然でしょう。今までそのためだけに頑張ってきたんですよ。

 勝手な言い分でこちらを処分するといわれてハイ分かりました、なんて言うつもりはありません。

 こっちの努力をあいつらの勝手な言い分で奪われるのも持て遊ばれるのもごめんです。

 誰彼かまわずケンカを吹っ掛けておいて、自分たちは安全なところでふんぞり返っている連中に

 キッチリと代償として詫びと弁償してもらわないとこちらの気が収まりません」


「フン!ならいい。大人しく今回の処分を受け入れるつもりならお前らと縁切るつもりだったが…

 やっぱり、お前はオマエはだったか。

 いいぜ!なんでもいいなあのアホどもに今まで勝手してきた分の代償を支払わせてやる」


「助かります、親方。ちなみに他のみんなもそのつもりでいいかな」

と尋ねるオレに無言でこちらに真剣な視線を向けてくる。

頼もしい限りだ。


「では、今回、ウチの部隊は二つに分けて行動する。

 W9-X512エリアに出撃するA班、そして、ラボに残りこちらの上前を撥ねに来る奴らを撃退するB班でそれぞれ行動します」


「もちろんオレはA班だよな、トモキ」

親方が尋ねて来た。


「いえ、親方はB班でお願いします。今回の出撃ではA班に人数を入れないといけません。

B班が手薄になります。そこで手練れをできるだけB班に入れておきたいからです。

オレとしては親方には来てもらいたいのですが状況が状況です。これは決定事項になります」


「しゃね~な。ただしウチのリノアは連れて行けよ。必ず役に立つ」


「助かります。生きて帰ってアンニャロメどもの吠えずらを拝むためにも助けてくれる方は大歓迎です」


「わかったぜ。で、具体的にどうするんだ」


「A班はオレがそしてB班はアラタが指揮をします。」


「お前らがばらばらになるといろいろ大変なんじゃないか」


「そうなるのでそれぞれの副官をつけます。

 A班にはアラタの副官である市瀬ノリヒロ三尉に戦術情報分析を担当してもらい、

 B班にはオレの副官の一人であるローウェイ・リブリマン三尉に実働部隊の指揮に当たってもらいます」


「だから、私も呼ばれたのですか隊長!」

と裏返った声を上げたノリヒロが慌てる。


「そうだ、お前が今回の戦術情報分析を担当してもらう。大丈夫だ、オレが保障してやる。

 いきなりの大舞台だがいつも通りに冷静に行えばいい。大丈夫だ責任はトモキが取ってくれる」

とアラタがなだめるように落ち着いた口調で語る。


責任は全部オレが取るってなかなかなことをぶっこんで来るな、こいつ。

まあ、そのつもりなんだけど。


「ローウェイ、お前は落ち着いて行動しろよ。お前の指揮次第でケガ人や死人が出ることもある。責任重大だ。

 だが、避けては通れない通過儀礼でもある。

 頼むぞ、お前の指揮に沢山の人の命がかかっていることを自覚して指揮を執ることだ」


「リョウカイです。期待に応えて見せます。隊長の副官候補の一人として必ずこなして見せます」

ローウェイがいつものおチャラけた感じではなく一人前の男の顔を見せていた。

うん、これは安心できる。意外な化け方をしてくれたようで助かる。


「今回は、こちらには分が悪すぎるので作戦らしいものができない。だいぶ無理な作戦しかない。

 時間も資材も人手もない、ないない尽くしだ。不満も意義もあるだろうがこれほど後手の回ったの久々だ」


「それでも何とかするとつもりなんだろ、お前は。

 じゃあ、弱気になるな。お前は有能な指令官だよ、オレが保障してやる」

と親方が自信満々で言ってくれた。


この言葉ありがたかった。正直不安しかない。

失敗するところしか目に浮かばない状態だ。でも信じてくれる人がいる。仲間がいる、これほど背中をおしてくれることはなかった。


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