act 02 非常識な要塞攻略戦
※ロートルには大変でした。
皆さんこれだけできるのはすごいと実感しました。
つたない内容ですが頑張ります。
さて、現状どう考えても不利な状況である。
と考える私は、篠森 トモキ 22歳 男性 独身で銀河系連合軍極辺境編隊の兵士である。
出身は地球の日本なのだが、ある日一通の封筒により生活が激変。
現在は、宇宙の片隅で兵士として戦場にいる状態である。
細かなことはさておき、現在スケイルと呼ばれる敵性体(戦闘機ほどの大きさ)と
交戦中であるのだが。
このスケイル見た目が魚の鱗のような形をしているのでそう呼ばれているそうだ。
一つ一つは大したことがないのだが、なんせ数が多い。
こちらが戦艦20隻、戦闘機100機に対してスケイルは2万、と母艦型が一隻という戦力差である。
実際、以前の戦闘では相手のこの数を同等の数で対戦したことがあるらしく。
その時は、相手を半数まで減らし撤退させたらしいのだが・・・
こちら側は、約4割しか残らなかったという記録がある。
この記録通りなら現戦力で防衛しろ、という幹部連中の命令が非常識なのは明白だ。
『てめえらでやってみろ』 と思ってしまう。
だが、約ここに来て半年。
俺たち部隊は、最初は何人かの戦死者を出したがある日を境に無傷を更新中である。
しかも、こちらは前回に戦った時の痛手が大きく人手もない状態である。
そこにこれだけの数が攻めてくる。
そこで白羽の矢がウチの部隊に飛んできた。
まあ、他の部隊にも来たのだが。
断られたようだ、当たり前だ。こんなアホな作戦乗れるかよ。
まあ、ぼやいても仕方がない。
何とかしないといけないので何とかしようとしている。
3779 クロスフォックス。
これがウチの部隊名。
俺を含め12名で構成されている。
さて、本題に入るのだが現在目の前にいるデカ物が、やつらの母艦型50mほど大きさで
卵型でやたらと硬い外殻。そのうえ大砲が6門あるという難物。
どうしようと悩むしかない。逃げるという選択肢はない。
逃げてもいずれは追い詰められるだけなのだから。
オレの偏った知識を総動員して対策を練って今に至る訳だが。
オレに迫るスケイルどもは部隊メンバーが何とかしてくれるので
自分のやるべきことをやる。
母艦型に10mほど近づき、そのまま外壁に沿って飛行する。
その時にオレの機体左側から30ミリ口径の銃口が母艦型に向く。
そして、轟音を響かせながら数十発を打ち込む。
弾は破裂することなく相手の装甲線を引いた様に一列に食い込む。
実のところ弾ではなく杭なのだ。
石を割る石材所で用いられる方法である。
戦艦の大砲でも無傷なのに戦闘機の豆鉄砲で打ち抜けると思うほど
甘ちゃんでもないのでこの手段をとった。
これなら、この硬い装甲でもヒビくらいは入るかもしれないからだ。
もちろん、この杭には炸薬を仕込んでいる。
ある程度、離れてから炸薬を爆破すると見事にヒビが入った。
先人の知恵というか職人の技というかやっぱりすごいね、ほんと。
だが、母艦型は自身の大砲を打ちまくる。
このままだと自分も仲間もやばいので
とどめを刺すべくもう一度、母艦型に突撃をする。
飛び交うレーザーさすがに怖い。でも、何とかしないと。
そう考え、機体の右側からでかい杭を出す。
いわゆるパイルバンカーだ。杭は手元に残るタイプではなく打ち出してしまうタイプ。
そして、さらに二等身ロボットのような足を前方に出し、さらに加速する。
そのまま母艦型に特攻・・・するわけでもなく
短い脚が見事にヒビの入った外壁につき、その瞬間にパイルバンカーをヒビの上から打ち込む。
杭はそのまま外壁を突き破り中に突き刺さる。
オレは杭を打ち込んだ時の反動を利用してその場から離脱、華麗にその場から逃げ出した。
その状態を見た他の部隊メンバーは合わせて撤退を開始する。
あのでかい杭に特別性の炸薬を詰め込んでいるのは、作戦前にメンバーに説明済み。
当然、爆発に巻き込まれないように早々に撤退するようにとの連絡済みなのだ。
これがうまくいかないと他に手がない状態だ。どないしよ、である。
ある程度、目視できるくらいに離れてから、炸薬を爆破させる。
大爆発とまではいかないが母艦型を真っ二つに引き裂くことはできた。
これでさすがに撃墜できたと思う。そうしとこ。
レーザーの乱射もなくなったしね。
「やりましたね」フォクス11が通信の回線を開く。
「これでだめなら、オレは知らん」
「大丈夫ですよ。あんな状態で元気なら、もはやゾンビ母艦型ですよ」
確かにそうだ。
さすがにゾンビ母艦型とは対戦したくないな。
と思いながら 戦線を離脱していく。
うまくいったよねほんとに。




