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最果ての先で~異星間武勇伝~  作者: 団栗山 玄狐
第二章 回想編01 異邦の地、暗雲なり
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act10 回想編02 旅立ち前日


会議室での騒ぎが超えた後、オレは、このまま一度帰宅することにした。


話が大げさだったこと、面倒なことが多い為でもある。


だが、知らないだけで仰天の真実は近くにあるものかもしれない。

悩むのはやめだ。

もともとそんなに頭のいい奴でもないし、偉そうにはできない。

今は、理不尽で非常識な現実であろうともそれをあるがまま受け止めることを大事にすると決めているのだ。

自分は無力で下種な人間である。それを理解して前を向くようにする。


前に進むための理由にするためである。


自分でも不思議に思えるくらい冷静だ。

本当なら罵声を浴びせるだの錯乱するだのするものだろう。

でもそんな事をしても事態は変わらないし、進展しない。

ただの自己満足の為の停滞だ。

そんなものには意味がないし、価値はないと思っている。


『納得できないではない』それよりも『先に進むためにはどうすればいいか』と

考えるようになったのだ。


なんでそんな考え方になったのはさておき、そうしないといけないことを多く経験してきたからだ。


ガタガタ騒いで話を止めるのではなくどう対処するかを考えたほうが、

時間と精神力、体力の無駄を省けると考えるようになったからだ。


無駄に暴れて必要な労力の消費を避けたくなっただけなのかもしれない。


無駄に疲れたくないだけかもしれない。


でも、この方法が一番話が早い。


納得できない人のほうが多いからよく勘違いされやすいので困るのでが・・・。


まあ、そんな些事は置いておいて、対処手段をしないといけない。

大体のことは、あの担当者から聞き出した。


後はどう対処できるかを考える。


選択しをできるだけ多く準備し、対応できるようにしないといけない。

だが、あの話を聞いて会社は早退させられたし、すでにそのおかげで時間ができたので準備はできた。


後は、覚悟の問題だけだ。頭ではわかるがなかなか納得できない。


気持ちの整理に対しての時間がいる。


そう考えているとそこに電話が鳴る。


スマホを取り、相手を確認するが表示されない。

誰だ、と警戒してみるが無駄な時間になりそうだったのでとっとと出ることにした。


『だれ、』開口一番に尋ねる。


『あの、篠森トモキさんですよね・・・』

テンション低めの女性の声がした。


その声を聴いてトモキはピンッときた。

もしかしたらと思い尋ねる。


『はいそうですが・・・、もしかして金山さん?』


『はい。そうです。よくわかりましたね』


『まあ、なんとなくだけど。もしかしてまだ悩んでるのかい』


『そうです。納得できません。なんで私なのかって。でもこんな話、相談できる人限られてるじゃないですか。

 だから、同じ立場の篠森さんに聞こうと思って』


『なんで、オレが簡単に納得したかってことか』


『そうです。こんな理不尽なことないじゃないですか。私は兵士になるためにあの会社に入ったわけじゃない。

 平和に何事もなく生きていきたかっただけなのに・・・』


『なるほど、で対岸の火事には他人事でいたいと。戦争はよそでやれ。私を巻き込むな。関係ないと、言いたいわけだ』


『えっと、そこまでは言っていませんが・・・』


『でも、そういう事だろ。実際。』


『ですけど・・・でも・・・』


『言葉を選んでほしい・・・か。そんなこと意味ないじゃないか。

 ただの逃げじゃないか。自己満足じゃないか』


『わかってる。わかってるのよ。でも納得できないのよ。』


『はいよ、わかった。ただの八つ当たりか。なら今から酒でも飲みに行きますか。』


『え、なんですかいきなり・・・』


『いくらスマホで議論をしても意味がない。愚痴を言いたいなら酒でも飲んでぶっちゃけるの一番だよ。

 それに明日にはもうここにはいないんだし、今日しかできなんだから。』


『・・・そうですね。それもいいかもしれませんね。』


『ただし、言葉は選んでくれよ。一応監視付なんだかな』


『え・・・そうなんですか。知らなかった。でも、いいです。飲みましょう。

会社近くの居酒屋でいいですか。』


『ああ、いいよ。今から30分後でいいか。』


『はい、それで構いません。それじゃあまた。』


と電話を切った。


さて、どんなものか。と思いながら居酒屋に向かう。


そのあと、大変だった。笑い上戸、泣き上戸を繰り返しその相手でこっちは酒を飲んでいる暇はなかった。

幸い準備ができた後でよかったと思いながら彼女に付き合った。

酔いつぶれた彼女は、彼女の監視役の女性に任せてオレは帰路についた。


これから始まる非現実的な現実に思いを寄せていた。


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