紅木 雪乃
また一日空けてしまいましたぁ…。
申し訳ないです…。
『拝啓 北巫 鈴 殿へ。
貴女の言いたい事は理解したつもりだが、
幾つかお訊きしたいことがある。
・第一に私に求めるものは何か。
貴女は私に勉強、詰まるところ学校の授業の
復習を私に教えて欲しい。という事だろうか。
そういう事であれば要望にはお応えする。
然し貴女に理解できるかどうかは別問題だと
いう事をくれぐれも肝に銘じていて頂きたい。
・第二に本当に私で良いのか。
前述の通り貴女は私に勉強を教えて欲しいと、
そう述べられた。
然しそれならば教師に頼むべきと私は思う。
私を宛にするという結論に至るまでの経緯を
説明願いたい。
・第三に貴女の成績レベルを伺いたい。
大変失礼な事をお訊きして申し訳無い。
然しそれによって内容も変わってくる為、
是非とも教えて頂きたい。
・結論。
前述の通り貴女の要望にはお応えしよう。
必要事項と日時を明記の上、改めて御連絡
戴けないだろうか。
敬具。
2-1 紅木 雪乃 』
お返事、くれた…。
「まぁ、期待してたんだけどね……。」
しかも教えてくれるとのこと。
「すぐに返事かかなきゃ…!」
まだ半分くらい残ったお弁当を端に寄せて慌てて
ノートを切り取る。
これから起こる自分の運命を知る由も無く。
なかなか思うように進まず焦っている如月です…
昔のノート見返してみたら意味の解らない単語
とかありました。
昔は辞書常備してましたからねぇ…。
シメントリーとかもう忘れました…。
『シメントリー』
左右対称形のこと。またそれを表す単語。
だ、そうです!