彼女
「レイってさ、彼女作らないの?」
飯食ってるとき何気ない様子で尋ねてきた。
「…全然何気なくないけど。」
「…やっぱり、わざとらしかった?」
と、幼なじみは肩をすくめ言った。
「あー、そういうおまえこそどうなんだ?」
「へ?っとー…」
「相変わらずの人気らしいが。」
幼なじみはモテる。
男子にも女子にも告られたり振ったりして大変だと。
まあ、外見良いし、誰に対しても平等だし(俺のぞいて)。
「それをいうならレイも、でしょ?」
そう苦笑いをしながら返ってきた。
「いや、……よりはましだと思うが。」
俺もルックスは良いから幼なじみといても違和感はないだろう。
「で、急にどうした?」
「あ、いや別に」
困ったような顔で笑われても気になるがな。
「まあ、深くは聞かないことにする」
「うん」
「あ、彼女は作るきはない。」
「…どうして?」
「…おまえがいるのにわざわざいるのか?」
「…おまえね………」
あ、幼なじみが悟ったようだ。
まぁお母さん(笑)みたいなもんだし。
それにしても…からかいがない奴だ。
「それ、他の人が聞いたら絶対誤解するよ…」
「べついんじゃね?」
「よくねーよ、はあ…」
あ、お母さん(笑)がグレた。
そして、その話は終わりだというように始まる別の話題。
二度とこの話題を出すことはなかった。