プロローグ/黒江編
俺たちはまだ知らない、奴ら『宇宙人』の脅威を。
そう思っているのは俺だけだろう。何故なら、今の状態でも充分脅威なのだから。
彼らは考えたくないのだ、これ以上の脅威を。
信じたくないのだ、勝てない戦いをしてるのではないかを。
だからこそ『地球防衛軍』、略して『E・C』の「特殊未成年部隊」、その名の通り少年少女で結成される程、戦力が必要なのだ。ちなみに、俺もそれに所属する、15歳の未成年だ
しかしながら、彼らは弱いわけ無いのに、この戦いから一人として傷は多くも、死者は出ていない。
俺「黒江 有」は、馴れ合うのが嫌いだ。それは『E・C』でも同じで、彼らを遠ざけ続けてきた。
しかし、馴れ合うのも大事と気づく日が来た。宇宙人との戦いで助けてもらえたはずの場面で見捨てられた。俺は運良く逃げ延びたが、それ以降、打ち解けさせようとしていた者までもいなくなった。
俺はそんな中、ある武器が空から落ちてきた。その武器「次元軸破壊・次元壁」は、実弾・ビーム共に防ぐものだった。これにより、俺は注目されるようになった。しかし、それは嫉妬を呼んだりもし、俺はもっとどん底に落とされた。
だから、俺は一つの願いをした…