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監禁(4)
「そのチョーカーに触るのはおやめ下さい!」
部下も慌てている。
「封魔の首輪を引きちぎれば
魔力が逆流して署長の身が危険です。
それに祓魔師も触る者に危害が及ぶ細工をしているはず。
どうか我々が首輪を解析するまでお待ちください」
恐ろしい程の顔でチョーカーを睨む署長。
「まあ…いいだろう。時間はたっぷりあるんだ」
蛇の眼。
天馬署長の眼を見た時、恵怜奈はそう思った。
醜く淀み
目の前にある獲物はすべて食らい尽くすのみ。
署長の眼はおよそ人間の眼ではないように
恵怜奈には思えた。




