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魔猫(21)
手錠を掛けられ両脇を警官に抱えられた恵怜奈は無残な姿。
首に光るピンクのチョーカーも悲しい鈴の音色を響かせるだけ。
「チョーカー?ほう…封魔の首輪か。小賢しい」
「それに触るな」
署長がチョーカーに触った瞬間ネディが初めて声を荒げた。
「もしそれに触るようなことがあれば
君たちと刺し違える準備が僕にはある」
すぐにいつもの冷静な姿に戻ったネディーは
署長を涼しげな眼差しで見つめた。
「僕の全魔力を開放すれば半径100メートルは跡かたもなく吹き飛ぶ。
僕と刺し違える勇気がなければ、そのチョーカーには触らないことだ」




