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魔猫(13)
「やっぱり何かあったのよ…」
不安げな顔でネディを見上げる恵怜奈。
ネディは恵怜奈をなだめるような笑顔を見せる。
しかし恵怜奈の不安は心の中に広がって晴れることはなかった。
「とにかく家に帰ろう」
ネディは恵怜奈の手をぎゅっと握りしめ家へと向かう。
降りしきる雨。
だんだんと強くなっていく。
雷が遠くで鳴り響き風も吹いてきた。
どうやらこの街に嵐がやってきた模様。
そして家へとの前へと到着した二人の目の前には
信じられない光景が広がっていた。




