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魔猫姫って誰のこと?  作者: 山田ヒガシ
第一話 誕生  
38/202

DNA(2)

三人分のお箸を並べると母親の声がまた聞こえる。


「もう一膳並べてくれる?」


あれ?誰か来るのかな?


そう思う恵怜奈だったが黙ってもう一膳お箸を並べた。


母親の鼻歌が聞こえる。


何故だか上機嫌みたいだ。


父親が帰ってきた。


スーツを脱ぐ父親の後ろ姿もなんだか


そわそわしている様子。


一体今から何が始まるんだろう?


おかずをテーブルに並べる母の顔を見てギョッとする恵怜奈。


いつもの夕食時にはありえない母の化粧した顔が見えたからだ。


父親もいつもの伸びきったジャージではなく


小奇麗なシャツを着ている。


これでお客さんが来ることはもう確定だろう。


でもいったい誰が来るんだろう?


その時玄関のチャイムが高らかに鳴り響いた。


母親が玄関へと向かって行く。


恵怜奈は少し緊張した。



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