31/202
ファンタジー(12)
恵怜奈はただジネディーヌに声を掛けるわけでもなく
ただじっと見つめている。
正確には何も言えずに固まっていた。
だって今一番会いたいと願った人に会えたんだから。
驚きと幸福で恵怜奈は少し涙ぐんでいる。
恵怜奈の恐怖に支配され凍りついた心が
ジネディーヌによって溶かされていく。
それほどまでに恵怜奈はジネディーヌと会えたことがうれしかった。
床に這いつくばり何かを探すジネディーヌ。
金髪の髪が床に落ちるのもかまわず
夢中で捜査をしている。
恵怜奈はやがて恐怖も忘れてしまっていた。
ジネディーヌにどう言う感情を持っているか
自分でもわからない恵怜奈。
頼もしい守護者としてジネディーヌを見ているのか?
それとも恋愛感情が…
そう考えると顔が赤くなる恵怜奈。




