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ファンタジー(4)
首筋の傷が焼けるように熱い。
なんだか血が逆流している感じ。
それに熱もあるのだろうか?
部屋の風景がなんだかぐるぐる回って見える。
本を置いた恵怜奈はベッドへと横になった。
疲れたのだろうか?
大変な事件が起こりすぎて少し疲れたんだろう。
恵怜奈は目をつぶった。
夢の中へと落ちていく恵怜奈。
この次目が覚めたら今まで起きたことは夢で
また普通の生活に戻ったりして。
それはそれで嬉しいが
なんだか少し惜しい気分がする。
夢から覚めたいのか覚めたくないのか。
ジネディーヌと魔の溢れるこの世界を冒険したいのか?
それとも平穏無事で地味な今までの生活に戻りたいのか?
恵怜奈は分からなかった。
やがて眠りに落ちる恵怜奈。
恵怜奈は深い意識の底へと落ちて行った。




