19/202
監視(9)
なんでだろう?
なんで私だけ特別なんだ?
恵怜奈は訳がわからなかった。
何故だかわからないが
あのジネ…なんとかってやつは私のことが気になるらしい。
なんでだろう?
こんな地味な私にあの金髪少年は興味があるらしい。
もしかして…
いやいやあるわけない。
でも…
いやいや!ないない!
机の下で色んなことを考え過ぎて
頭がぼーっとしてきた恵怜奈。
教壇の上ではジネディーヌが
また同じ言葉を繰り返した。
「恵怜奈さんだけは特別です」
騒然とした教室。
騒ぎはまだまだ収まりそうにはなかった。




