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監視(7)
教壇に戻ったジネディーヌは再び皆を見渡してこう言った。
「皆さん。今この街には魔物が集結しつつあります」
緊張の走る教室。
「理由はまだはっきりしていませんが
この街に魔物が集結しつつあるのは確かです。
しかも奴らは高度に複合したハイブリッド。
非常に手ごわい相手です」
真剣な顔のジネディーヌ。
先生も怖い顔で話に聞き入っている。
ジネディーヌはさらに言葉をつづけた。
「昨今の国際化にともなって
魔物たちのハイブリッド化も
非常な速度で進んでいるのです。
西洋の魔と東洋の妖怪が結びついたハイブリッドでは
従来のお祓いなどでは太刀打ちできません。
そこで我々国家資格祓魔師の出番となるのです」
にっこりと笑うジネディーヌ。
自分の仕事の宣伝かよ…とつぶやく男子達。
「エクソシストと陰陽道。
ブードゥーの呪いからこっくりさんにまで精通した我々が
警察や自衛隊と連動して街を守る。
この街は危険に晒されていますが
我々が来たからには安心です。
心配しないでいただきたい」




