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監視(4)
恵怜奈は苦笑いするしかなかった。
恵怜奈は教壇の上に立つ男を確かに知っている。
忘れるはずがない。
夜の闇から現れ閃光を放ち恵怜奈を助けた。
何よりあの金髪は恵怜奈の心に強烈に焼き付いている。
先生はジネディーヌを迎え入れると
まるで自分のことのように誇らしげに話し始めた。
「ここにいるジネディーヌくんは最難関と言われている
甲種国家資格祓魔師試験を最年少で合格した天才なのだ!
皆もテレビや新聞で彼の記事を見たことがあるだろう。
現在はとび級で帝都大学祓魔学部に在籍されておる。
それに…」
ジネディールは笑顔で先生の話を制すると
教壇を降り生徒の方に無言で歩き始めた。




