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監禁(18)
「絶望なんてしない」
うなだれていた恵怜奈はゆっくりと顔を上げた。
恵怜奈の瞳の光は決して消えはしない。
涙を拭いて天馬署長をじっと見つめる。
「必ずネディが助けてくれる」
恵怜奈の言葉を聞いた署長は、馬鹿にしたような表情。
「私の話を聞いていたのかね?ジネディーヌ君は金の亡者なんだよ?
そんな彼がこの危険がいっぱいの
警察に乗り込んでキミを助けると思うのか?
つくづくおめでたい…」
「ネディは悪い人じゃない!」
署長の話を遮って叫ぶ恵怜奈。
恵怜奈の瞳は決して光を失うはずがない。
だって恵怜奈はネディを信じているから。
心の底からネディを信じているから
恵怜奈の眼には希望の光が宿っていた。




