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監禁(14)
「そうさ…あの時キミを宿主に襲わせたのはこの私。
このホーミーで、宿主を呼び寄せていたのさ。
どうだ?恐怖がよみがえった感想は?
さあ…もっと絶望して見せろ!」
恐怖に彩られた記憶がよみがえる。
恵怜奈の脳内は恐怖に支配され、息をするのさえもうまくいかない。
なぜこんな過酷な運命が恵怜奈に襲いかかるのか?
いったい恵怜奈はなにをしたと言うのか?
いや
恵怜奈に非などあるはずもない。
すべての悪はこの天馬署長の所業。
天馬署長にどん底に落とされた恵怜奈は
床に這いつくばり涙を流した。
ぽたり…
ぽたり…
恵怜奈の澄んだ瞳から
真珠の様な涙が床にこぼれおちる。




