表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
速度は,光以上の最速  作者: あぷるりんご
1/1

最速の..

_この物語りは 昔から引き継がれてきたある物語りとは違う, ただ一人の兵士の物語りである. ことの始まりは, とある 世界にある, とある 王国の, どこかの 小さい町に 生まれた 極普通の 剣士から始まる.



ー雨が降っている.

強くて激しい雨だった. 回りの音など一瞬で洗い流すような強い雨. その雨の真ん中で平然と響いている幾つの音が紛らわしい耳をもっと苛める. 鉄の塊が壊れる音, 刃物がぶつかる音, そして耳が壊れそうな大きさで響いている人々の悲鳴... どっても醜くて虫酸が走る気持ち悪い悲鳴だった.

"一匹もにがすな!後ろに行かせるな!!"

40代くらいに見える騎士が見にくい緑色の怪物を一気に切り裂きながら言った. その声に答えるように 5人の兵士が大きく叫んだ.


ここは アリア王国返報にある小さい町「ギロイ」. 大森林に囲まれたこの村に 魔物の襲撃は変わったことではなかった. 幸いにも襲ってくる魔物は殆どが兵士でも簡単に殺せる弱い魔物だった.

だがその弱い魔物も一般の庶民には十分危険になれた故に町の回りには6メートル暗いの壁で出来ていてその扉には10人暗いの兵士が町を守っていた.

"リオン,その話聞いたか?"

黄色い髪の槍を持っている男,ヂオンが言った.

"何のことだ?"

リオンと呼ばれた赤い髪の仮面をかぶった兵士が聞き直した.

二人が纏っている鎧は必要な部分だけを守っている軽装備だったけど,胸に着けている印が彼らがこの町の兵士だってことを教えてくれた.

"最近森の様子が可笑しいって話だ."

"どこが可笑しいんだ?"

"ここ最近襲ってくる魔物の数があり得ないくらいに下がっている."

"あり得ないくらいってなんだ?それにそれは良い知らせじゃないか.襲われる人も減った.問題じゃない."

"でも問題はある."

ヂオンが後ろの門の向こうを見ながらいった.

"町の中から魔物が何か企んでいる感じがするんじゃないかって噂が広がっている."

"ゴブリンに計画を立てる知能はない."

リオンがあきれたような顔でヂオンにいった.

"そもそもゴブリン5,6匹位は俺たち二人でも勝てるんだよ."

"まぁ,それはそうだな."

前の方向に視線を戻しながらヂオンが言った.

その時だった. 森も中から小さい光が爆発するように光っていた. 二人は目を眩しい光から目を剃らしながら耐えていた.

"?!、何だあれは!爆発?でも音とかは全くしなかったぞ!"

"落ち着け、ヂオン!俺が行ってみるから今からここでの出入を止めてくれ."

リオンが腰に着けていた剣を抜きながら言った.

"一人で大丈夫なのか?"

"大丈夫少なくともお前よりは強いからな."

少し冗談が込めた声でリオンが言った.

"分かった.でも危なかったら合図しろ."

心配が込めたヂオンに「分かった」っと返事そしたあと, リオンは光が爆発して森に駆け抜けて行った.


ー森の中.リオンは光の根源地にたどり着いた. 何の異状も無かった.いつものような木と草が青く広がっていた. 木を柱にしている葉の天井が太陽の光から暑さを消しながら吹いてくる少しの風が気持ち良い. それを楽しむ暇もなく, 俺は回を警戒しながら観察した. 少し奥の方を見たら何かが少しの太陽の光に答えて小さい光を発していた. 首飾りだったそれも化なり美しく, 良くできているものだった首飾りだ. 紐は銀色のチェインで作られすっきりした感じを与えてくれた. そしてその果てには水玉のような飾りがついていた. 回りには紐と同じく銀色で出来ていて, その中には青く光る小さなガラスが入っていた. そのガラスも繊細に作られていてこんなものに興味がないリオンもこれはかなり高値物だと核心出来た.

リオンは首飾りをポケットに入れて回りを捜索した.小さい足跡が見えた.リオンはそれが進んでいる方向に目を向けた.

"キャアアアア!!!!!"

足跡に方向から悲鳴が聞こえた.リオンはその方向に前歴で走っていった.

少し走ったところで大きい犬のような魔物,ウェアウルフが四匹が真ん中の14年くらいの黒髪の少女が怯えていた.前にもウェアウルフはたまたま一匹ずつは出たことがあるけど,四匹も出てきたのは初めてだった.

少女は俺を見つけたのと同時に,リオンは剣を抜いて魔物に走っていった.一番左の一匹の首を一気に切り落とした.三匹が攻撃を仕掛けてきた時にはもう反対側の首を切り落としていた.リオンはそのまま回ってもう一匹の首を切り,最後のウェアウルフをつりぬいた.

魔物を一瞬で終わらせたリオンはそのまま立って少女に目を向けた.

"あ..ありがとうございます.."

少女は泣き顔でいった.少女の目はまだ泣いていた.まだ怯えていた.その対象が死体なのか俺なのかは知らなかった.

"もう大丈夫だ."

リオンがその子の頭に手をおいて言った.

"君はどこからきた?どうやってここに?"

その疑問に,少女は小さい声でいった.

"私..名古屋..から..来ました.."


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ