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プロローグ 何も今日でなくても。



 『こんなのって、あり得ない』


 それが前世で私が残した最後の言葉だった。


 ですが何ということでしょう。幸か不幸か分からないが、私どうにも乙女ゲームとやらの世界に転生してしまったようなのだ。服飾の専門学校に通っていた私は友人の一人に、


『これこれ、前に言ってたありえない制服! あんまりおかしいから是非とも制服マニアのあんたに見せたくって。勝手に妹の部屋から持って来ちゃった!』


 と押し付けられてしまったゲーム。どういう訳で全くプレイしたこともない私がこの世界に転生出来てしまったのか、見当もつかない。きっと懐の深いゲームディスクだったのだろう。


 そうでなければ服飾コンペに出られることになった朝に、信号無視で交差点へ突っ込んできたバイクにはねられた運のない私を引き受けてくれるとは思えない。一度は不運に散った命だ。偶然とはいえ、運命の神様と製作者サイドの方々には、どれだけお礼を言っても足りない。


 けれどこれだけは言わせて。制服ナメてんじゃねぇぞ?

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