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in wonder world ②

 これでどうやって戦えばいいんだ!! なんて嘆く暇すら無く、西洋甲冑はリアの眼前に再度、踏み込んで迫り来る。その踏み込みは地面を軽く陥没させる程に力強く、そして速い。


 だが、自慢ではないが《身体強化》の効いた筋力と《縮地》があれば、まだ避けれる速度だ。いや、避けるというよりは逃げると言った方が適切だが。

 リアは剣の軌道から逃れる為に距離を取った。その瞬間、さっきまで居た場所に西洋甲冑が袈裟斬りをする場面が見えた。剣のスピードはやはり速い。アレを間合いの中で『避ける』のは、経験の浅い自分では無理だ。


 そして一応、確認の為に飛び退く間際、《結界魔法》で壁を作っていたのだが……見事なまでの一刀両断。やはり、防御の為の結界は魔力の無駄にしかならかいらしい。


 それと、ここで弁明させてほしいのだが、決して自分の結界が弱い訳では無いとは思う……思いたい。あれでも、1トントラックの衝突くらいは防げるくらいの硬度はあるのだから。


 そこで考えられるのは、あの剣に何らかの力、又は魔法を西洋甲冑がかけているという線だ。

 拾った剣だから『ただの鉄の剣』だと思い込んでいたが、西洋甲冑が何らかの魔法をかけて《境界線の剣》と似たような効果を保たせていたとしても不思議ではない。


 というか、既に訳の分からん世界にいるんだ。ここにきて『あり得ない』という考え方は致命的な判断ミスを招く。考え方を変えていこう。


 ……と言っても、ならどうやって戦うか。師匠の修行で鍛えられたおかげで、相手の行動の機微を読み取って攻撃を避ける事自体は然程難しくない。ただ、いかんせん体力が少なく、既に息切れしそうになっていた。


 高速の斬撃を避けるには、精神力と判断力を落とさないようにしつつ、全ての感覚を常に研ぎ澄まさなければいけない。また、未だ慣れきってはいない《縮地》での高速移動は体力消耗が考えていた数倍キツかった。でも、考えてみれば全身の筋肉を使う魔法だ。慣れていなければ辛くなるのも当たり前か。


 よって、避け続けられる時間は5分だと推測する。だから……倒すなら5分以内という事になる。


 全くもって絶望的な制限時間だ。

 それに……結界を切れる程の力があるのなら、大技の結界を使った打撃は全て切られるだろうし、切られたら構成力を損ない威力も下がって意味をなさない。《回転する粒子結界》も、剣を弾く点では使えるかもしれないが、下手に試してもし相手の剣が結界を貫いたら……即ピンチ。危険を冒してまで試す価値は無い。


 なら小技の打撃連打の《結界殴打》はどうだろう?

 ……数撃ちゃ当たるかもしれないが、果たして効果はあるだろうか。やるだけやってもいいが、あの西洋甲冑の動く速度と剣さばきなら、1秒に10発は撃ち込まなくては当たらなさそうだ。しかも、ピンポイントで頭と胴を。中央か、致命傷を狙うかの2択になる。


 けれど、1発でも外せば警戒心を持たれるだろうし、あの動きを見れば魔力反応からの即避けくらいは余裕でやってのけそうだ。そうなれば座標を指定する魔力も、結界を構築する魔力も意味が無くなる。


 無駄に撃って魔力を消費すれば、詰む時間が短くなるだけ。というより《縮地》を使う魔力が無くなった時点で詰みだ。


 アレ、そう考えると本当にピンチじゃないか?

 リアは《縮地》で間合いを取っては詰められてを繰り返しながら考え……ニヤリと頬を引攣らせながら笑った。これは絶望から来る笑みではなく、打開策の浮かばない自身への嘲笑のようかものだ。


 して、考える事を辞めた。


 単なる思考停止ではないがらこうやって理屈を立てて否定していては負け一直線だ。それに仕掛ける場面を逃せば、掴める勝機すら訪れない。


 あぁ……なら、やれるだけやってやる。どの道、後戻りはできねぇんだ。


「《結界殴打》」


 間合いを誘い込む為に調節しつつ座標を決める。そして……西洋甲冑が指定した座標に入り込んだ瞬間に、足元から頭の上、前後ろから左右まで、四方八方を囲うように殴る為だけの結界を構築した。

 「ガガガガガッ!!」と結界で甲冑を殴る硬質な音、それから「シャン」「キン」と鋭い金属音を響かせながら、土埃が衝撃と共に舞い上がり西洋甲冑の姿を覆い隠す。


「……っち」


 俺は軽く舌打ちを鳴らす。ミスった、ここは荒野なんだ。地面からの衝撃で土埃が立つなんて誰だって分かるだろうに。


 相手の姿が見えないという事は、相手の初動が見れないという事。ここは距離を大きく離すべきだと考えて、思いっきり地面を蹴った。


 瞬間、突風と共に砂埃が真っ二つになって、綺麗に吹き飛んだ。ついでに俺のいた地面まで綺麗に一直線の切り傷が刻み込まれている。


 西洋甲冑の格好はちょうど、剣を振り下ろした体勢だった。その事から結界をやり過ごしたか斬り伏せたかした後で、剣を振り抜いた事が分かったが……いや、そんな事より重要な事がある。


「……」


 再び冷や汗が背中に滲む。あの西洋甲冑、どうやら『斬撃を飛ばす』なんて芸当もできるようだ。


 見た目が甲冑なだけに近接攻撃のみしかできないのかと思えば、まさかの飛び攻撃である。間合いだけを意識していたら死んでいた可能性もあったと思い、心の底からゾッとした。


 だが、朗報もある。西洋甲冑の一部が凹んでいるのが見えたのだ。流石にあの物量を捌ききる事は出来なかったようで、本当に一部だが、兜の上部と甲冑の胸付近が凹んでいた。しかし……なら気になってしまうのだが足元の《結界殴打》はどう対処したのだろう。まさか、踏み潰したのだろうか。そうだとすれば、これまた予想よりもあり得ないレベルの筋力である。蹴られたらひとたまりもないだろう。


 そんな事を考えて思考に意識を費やしていたせいか、ここで身体の動きが鈍ってしまっていた。

 停滞した時間は、隙だらけだ。西洋甲冑は勿論、見逃しはしない。流れる様な動きで、地面に振り下ろされた剣を持ち上げると、軽い回転を加えて大きく振り切った。瞬間、鎌鼬のように透明な風の刃がブワリと広がる。


 横薙ぎの広範囲の斬撃だ。半径は大凡数メートル程の斬撃で、気がついた時には逃げる術を逃す程の広範囲攻撃。


 考えに耽っていたリアの身体はその攻撃のタイミングに気がつくのが遅れて、回避の選択肢を一つに絞られてしまった。いや、例え相手の動向に意識を向けていても、スポーツ選手並みに鍛え抜かれた反射神経でないと対応できないだろうが。


 そして、その選択肢とは、横や後ろに逃げるのではなく上への回避。つまりジャンプする事だ。上へ逃げれば、横の斬撃は回避できる。


 だが、明らかにこれは悪手だ。何故なら、上への回避とは即ち単調な行動で、目に見えた隙を晒してしまう事になるのだから。


 しかし、上にしか逃げ場のないリアは足の裏で魔力を爆発させて跳躍する。上へ、更に上へ。空に向かって、結界を足場に跳躍し続けた。逃げ場が無いなら、行けるところまで飛ぶ。それしかできなかった。


 そして雲の上、透き通る夕焼け空が広がるその先まで来た所で……


「ひとっ飛び、と言ったところか?」


 あの西洋甲冑はこちらの跳躍なんかよりももっと速く、速く雲を突き抜けて向かってくる。西洋甲冑はリアよりも更に高くまで飛ぶと、剣を両手に構えて切っ先を下に向けて、突き刺す姿勢で落ちてくる。その直線上にいるリアは仰向けで落下した。横に避けた所で摩訶不思議の立体機動ができる彼奴は、きっと逃げるより速くに追ってくるだろう。


 こうして始まるのは、落下速度で競う鬼ごっこ。けれど物量の差か、西洋甲冑の方が落下速度が速いようで……距離は縮まっていく。いや、それだけでは無い。どうやらあいつは『空気を蹴る』なんて芸当もできるようだ。背後で空気が爆ぜる様が見えた。成る程、だからこそ、こんなにも高くに逃げたのにこちらより速く追って来れたのか。リアはというと《縮地》で立ち止まる時に扱う魔力放出を使って加速していたのだが、無駄になりそうだ。


 何て奴なんだ……とんだチート野郎め、と悪態を吐く。


 まさに万事休すである。


「……」


 リアはスッと目を閉じた。髪の毛が突風で揺れ、頰を撫でていく感触がした。そして風の音は喧しくも、全てを包み込んでいくような錯覚を覚えるくらい心地良い。


 そんな中で、リアの脳裏には浮かぶ様々な景色が浮かび上がる。その全ては家族の事だった。デイル、母……そしてルナ。3人の顔が鮮明に脳裏を駆け抜けていく。


 ……ゆっくりと目を開いた。丁度、西洋甲冑の剣が目の前にあり今……腹部を突き刺そうとしている。


 今さっきのは走馬灯? いいや、違う。


 あんな景色を幻視したのは、リアの覚悟が完了したからだ。


 絶対に勝つと。


 リアの目は澄み渡っていた。瞳にはリアの覚悟を写したかのように、鋭さと力強さが宿っている。


 ……そんなリアの目に睨まれながら、西洋甲冑は冷たい剣で彼女の腹を貫いた。剣が肉を切り骨を砕く嫌な音が耳に響く。


 そして腹から剣が突き抜け、喉奥から血が溢れ出した。剣の刀身にはべっとりとした赤い鮮血で濡れている。


 ……喧しかった風が、止んだ。


………………


 腹に伝わる冷たさは段々と広がり、傷付いた肉体や内臓は、叫びだしたくなるような痛みを脳へ伝える。だがリアは歯を食いしばり、痛みを堪えて魔法をかける。


 喧しかった風は止み、靡いていた髪が『重力に従って垂れ下がる』。吹き出していた血は薄い結界の膜に阻まれて止まっており、リアは口を開く前に喉から上ってくる血を唾液と共に吐き出した。


 そして、剣の持ち手を掴んでいた西洋甲冑の腕を《身体強化》で強化した握力をもって、握り潰す勢いで掴む。突然、腕を掴まれた西洋甲冑は驚いたのか、兜をびくりと揺らした。


 そんな西洋甲冑に、笑みを浮かべながら指を差して口を開く。


「お前に感情があるかどうかなんて分からない。しかし、お前はこう考えているな? 『勝った』と。違うな、勝ったのは俺だ」


 リアの言葉を聞いた途端、西洋甲冑は退こうと身体を動かすも、全く動かない事に気がついた。


 よく見れば、西洋甲冑の関節という関節全てを、薄い結界が覆っていた。そして『座標を固定』された事により、力を出せる箇所全てを潰される。普通は高速で動く西洋甲冑の関節に、正確な結界を張るのは困難だ。しかし……。


「どんなに動きが速くても、どんなに力が強くても……絶対に隙が生まれる時がある。それは『勝った』と確信した時だ。機を待った甲斐があったぜ……おかげでお前を捕まえられた。そして、この痛みのツケを払ってもらおうかッ!!」


 そう、リアを突き刺した際、西洋甲冑は数秒だが『動かなかった』。それだけの時間があれば、結界で捕まえるのは容易い。ただ、この時は偶然に助けられた事をリアは理解していた。恐らく危機的状況下による命の危機で、アドレナリンが多く出ていたのだろう。《治癒魔法》を常にかけていたとは言え、痛みで気絶しなかったのはまさに奇跡。そして、『この程度の痛み』しか走らなかったのも奇跡だ。でないと、正確に結界を張るのは不可能だった。


 また、西洋甲冑がトドメとして剣を突き刺しに来なければ詰んでいたのは自分だ。だから、賭けに出た。相手の作に態と乗り、隙を晒したのだから、西洋甲冑はを自身の手でトドメを刺しに来ると。そして、賭けに勝った。


 そんな奇跡と作戦が功を奏した結果が今なのだ。


「運は、俺の方が良かったらしいな」


 そして……今度はこっちの番だ。リアは西洋甲冑にトドメを刺す為、両腕、両手に魔力を巡らせた。巡った魔力は方向を持たされ、西洋甲冑の背後に厚い結界の壁となって現れる。

 リアは結界の壁を作ると、今度は自身の背にも結界を張り、腹の傷が広がらないように座標を固定してから……大きく拳を振りかぶる。


 振りかぶった拳には、結界で作ったガントレットが取り付けられおり、銀色の光を迸らせていた。西洋甲冑相手に素手で殴る程阿呆ではないが、土壇場で作れたのは長年の鍛錬の賜物だろう。サボらず修行していて本当に良かった。


 そして拳を力強く振り抜いた。たった一撃、されど渾身の一撃だ。リアの拳と背後の結界に挟まれた西洋甲冑は、強力な打撃と逃げ場の無い圧力によって、「グシャリ」と嫌な音を立てながら上半身を潰される。


 潰れた箇所からは、黒い靄だけが噴き出した。どうやら、中身はこの靄だけらしい。そしてこの靄が漏れ出ているという事は、間違いなくダメージにはなっただろう。


 両手でしっかりと掴まれていた剣は、その衝撃により離れた。


 しかし、まだだ。リアは慢心だけは決してしない。念には念を入れる。さらに……追撃の拳を振るう。


「ウリャァアAAAAAAッ!!」


 咆哮するように雄叫びをあげながら、今度は左手にも結界のガントレットを纏い、拳の連打を打ち込んでいく。剣を持っている手や、届く範囲で下半身や足は、まるで万力に挟まれたかのように凹み、潰される。


 そして、西洋甲冑を拘束していた結界を解いた。いや、解いたという表現は微妙か。不思議な事に、殴りつけた箇所の結界が勝手に解けたのだ。


 拘束する者を失い、そして四肢と胴体を潰された西洋甲冑は、力なく雲の下へと落ちて行った。


「……終わった、グフッ」


 安堵したのと同時に、また血を吐き出した。流石に無理をし過ぎたらしい。幾ら結界で剣や傷口を固定していたとしても、傷付いた肉体や内臓へのダメージが消えた訳ではない。そんな中で無理な拳のラッシュをしてしまったのだ。悪化するのは必然だったのだろう。


 あぁ……突き刺さった剣の冷たさが、全身に広がっていく。


 寒い、寒い。血が巡っていないのだろうか。それとも心臓の鼓動が弱っているのか。どちらにしても……どちらに、しても。


「……死にたく、ない」


 ここは本の世界かもしれない。けれど、ここでの死が向こうでの死に繋がらないとは限らない。


 ただただ、純粋に怖かった。


 そして、今度は本当に走馬灯の様に、大事な家族の笑顔が浮かぶ。その中で一際際立って浮かんできたのはやっぱり、妹の顔だった。


「ルナ……」


 目が霞み始め、綺麗な夕焼けの空を最後に、闇の底へと沈んでいく。

 結界が解けて、下に向かって落ちていく浮遊感を感じる。


 あぁ、ここまでか。もう動く力どころか、魔力を巡らせる気力すら湧かない。


 はぁ……もっと上手くやれたかもしれない、もっと良い作戦があったかもしれない。しかし、これが運命だったのだろう。


 死というのは誰しもが体験するもの。しかし、それを受け入れるには、16歳という若者には厳しいものであった。


 だからこそ、諦めの中でも、リア・リスティリアは足掻く。必死に力の入らない瞼を開こうとする。生に縋り付く、死にたくないと。


「死ねない、俺は……まだ生きたい」


 絞り出した決意の言葉。そして、その声に応える者などいない筈の空の上で、リアは確かに聞いた。


 優しく、慈しむような……はたまた、先程の戦いを賞賛するような言葉を。


『そうさ、それで良い。恐怖や試練を乗り越えてこそ、君は力を得られる。生きるという決意は簡単なようで、とても難しい物だ。今回の経験は、君に確かな力を与えた筈だよ。

 ……おっと、言い忘れていたね、リア。

 お疲れさま。そして今は……安心して休むといい』


 リアは即座に気がついた。謎めいた声の主が自分に向けてくる親愛に。それから……。


「……レイア?」


 謎の声は、ここ最近で最も聞いた親友の声と似ていた。だが、確認する間もなく、リアの身体は暖かな羽毛に包まれるような気持ち良さと、抗いようのない睡魔を伴って……今度こそ落ちて行った。


………………


 夕暮れの空に、1人の人影が現れる。小柄な体躯に、長い白髪の女だ。顔立ちは端正で美しく、それでいて妙齢なのか、小柄な体躯に対して大人の色気があるように思う。


 その女は、雲の上を場所を歩く様に移動しながら、優しい笑みを口に浮かべて口を開いた。


『結局、君はこの本をリアに渡したんだね。まぁ、筆者はそれを望んで《僕》を書いたんだろうけどさ。

 ふふっ、まぁ、君の判断は適切だった思うよ。渡した事で、ここから先は未知の未来になったのだから。後は……リア・リスティリアが恐怖に負けない事を祈るだけだ。


 でも、きっと大丈夫。だから……上手くやりなよ』


 女はリアではない誰かに語りかけるように、静かに言葉を紡ぐ。だが、最後の言葉を言った後で頭を横に振った。


『いや、この言葉は不適切かな。君に言うべき言葉は一つだけ。


 頑張れ親友。


 筆者はきっと消えてしまっただろうけど、その意思は君が覚えている限り……生きている。残っているさ。


 じゃあ、そろそろ、偽物の僕は消えるとしようかな』


 白髪の女は独り言のように激励の言葉を送りながら、静かに霧となって消えた。

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