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夏休み①

 家に着き、玄関を開けようとした瞬間にガラリと引き戸が開き、中から母さんが飛び出して来て、リアとルナを纏めて腕に抱きしめた。


「お帰り!! 愛しの娘達よ〜!!」


 母の抱擁を受け止めつつ、2人は揃って「「ただいま」」と言った。その後ろから、突如待ち構えていたかのように、スルリとメイド服を着た小さな女の子が歩み出てくる。


 金髪をミディアムヘアにした、人形のような可愛らしい少女だ。頭のカチューシャがアクセントになっており、更に可愛らしさが際立っている。ただ、目が……両目の虹彩は青色なのだが、瞳孔が人ではありえない速度で開いたり閉じたりを2、3度繰り返していた。カメラのレンズを調整するかのように。更に、虹彩自体も回転したりとありえない動きをしていた。


 魔法、では無さそうだが……。


 そんな謎多き金髪の彼女は、母さんが俺達から離れたタイミングでお辞儀をしながら口を開いた。


「お帰りなさいませ、リア様、ルナ様。ご挨拶は初めてになります。私がお手伝い用に派遣された《機械人形》。『機体名《Automaton Artificial Intelligence Girl-01》』です。長いので簡潔にアイガとお呼び下さい」


 鋼のように一切動かない顔の筋肉、それから目の動きに対する疑問は、機械だからという理由で納得できた。だが《機械人形》は発展中の技術品であり、かなり高価なモノの筈だ。なんでそんな高価なものがここにいるのだろう?

 そう思ったのと同時に、横からルナが耳打ちをして説明してくれた。


「お姉様、グレイダーツ校長がお母様のお手伝い用にと置いていってくださった《機械人形》ですよ」

「……ごめん、素で忘れてた」


 本当に、すっかり忘れていた。確かに、グレイダーツ校長が開発に携わっているからと、タダで譲り受けたんだった。


 疑問が解けたリアは《機械人形》……改めてアイガに向き直る。


「ただいま。母さんの手伝いをしてくれてありがと。あと俺に様なんてつけなくていいよ?」

「いえ「様」呼びはマスターに対する敬意なので辞めれません。また、お手伝いをする事が私の存在意義ですので気にしなくても大丈夫ですよ。

 では、鞄などをお持ちします。お客人の鞄も、一緒に運んでも宜しいですか?」


「……セリアさん、とりあえず荷物はどうします?」


「お言葉に甘えて、一緒に運んでもらえるかしら? 特に大事な物も入ってないし。それとルナさんのお母様。数日ですが、お世話になります」


「はーいっ、ゆっくり寛いでってね〜。あっ、宿泊費はいらないからね!」


 互いに挨拶をするセリアさんと母さんを置いて、リアはセリアから受け取った荷物と自分の荷物を彼女の前に持っていった。


「お願いしてもいいの……かな?」

「了解致しました。では、一先ずリビングにて纏めて運んでおきます」

「ありがとう」


 リアのお礼を無表情で聞いてから一礼し、アイガはリアとルナ、それからセリアさんの荷物を積み重ねて、軽々と片手で持ち上げながら玄関の奥へと消えていった。

 そんな彼女の後ろ姿を見ながらリアは思う。今時の《機械人形》って凄いんだな、と。確かに機械っぽさは所々にあったが、それでも話し方の抑揚とか、声の高低や質、それから行動の細かさが人間のソレとあまり齟齬がない。


 《機械人形》の技術は……錬金術か? それとも召喚魔法? 召喚魔法には行動パターンを組み込む為の『擬似生命』という、ある種のプログラムのような魔法が使われているが、それを元にしているのだろうか?

 だが、召喚魔法に用いる際の『擬似生命』には無い……何だろう、言うなれば人間らしさ、もしくは感情だろうか? そんなものを感じた気がする。それに、AIって事は魔法ではなく電子的なプログラミングが用いられているのだろうか?


 そうなると……頭脳はPCと同じくCPUが肩代わりしている? だが、今の最先端のCPUでも、人工知能が動かせるか?


 うん。色々気になってきたし、後でアイガ本人に聞いてみるとしよう。

 そう思い、そろそろ暑苦しい外から冷房の効いた室内に入りたくなってきたので歩みを進めた……その時だった。


 遠くの方で、まるで爆弾が起爆したかのような轟音が響いた。ピシピシと空気を伝う振動と耳をつんざく破砕音に驚きながら、音がした方に目を向けると……少し距離があるが、割と近くにある山の一角が、赤く染まっている。どうやら木々が燃えて……いや、岩盤が融解して溶岩になっているようだ。


「はぁ!? 一体何が!?」

「爆発?」

「みたいね……魔法? テロ? それとも魔物か何かがいて、暴れているのかしら? どちらにしても山火事は洒落にならないわね。魔導機動隊に通報した方がいいかしら?」


 驚くリア、固まるルナ、そして冷静に判断するセリア。三者三様の反応をする3人に、母さんが軽く笑いながら口を開いた。


「あれは、デイル様とギルグリアさん? が決闘しているせいよ」

「は? ギルグリア?」


 なんであのクソドラゴンの名前がここでと思っていると。


「《門》でやってきたわよ〜。随分、歳上のお爺様に惚れられたわね。「娘を我に下さい」って言われたわ〜」


 うふふと嬉しそうに笑う母さんだが、リアは全く嬉しく無い。寧ろ、怖気に身が竦んだ。

 ……いつの間に実家の場所を特定したんだあのドラゴン。怖い、力のあるストーカーマジで怖い。

 しかし、戦慄してる暇もなく。ノルンから放たれた説明に、リアは詰め寄りながら確認する。


「ねぇ、それオーケーしてないよね? してないよね!?」


 必死なリアを「まぁまぁ〜」と呑気な口調で落ち着け、ノルンはゆっくりと頷いた。


「大丈夫よ〜。「リアちゃんが合意してないなら許可し兼ねます〜」って言っておいたもの」

「よかった……。あいつ俺のストーカーだから、絶対に許可しないで」

「あら? そうなの〜? 紳士っぽかったのに」

「見た目だけだよ」


 本当に、見た目だけは紳士そうなのに、もう少し自分の行動を鑑みて紳士らしい行動をして欲しいものだ。

 ノルンの言葉にほっと胸に手を当てて心を落ち着けているリアの横で、今度はルナが問いかけた。


「で、なんでデイル様とアレが戦っているのです?」


 ギルグリアを毛嫌いしているルナは名前すら言いたくないのか「アレ」呼ばわりしながら疑問を投げる。それを、ノルンは一言で片付けた。


「さあ?」

「さあって……」

「知らないわよ。だって、2人が顔を合わせた瞬間、デイル様の《門》で2人とも何処かに行っちゃったんだもの。そして私の手にこれが残されていたわ」


 母さんが俺達の前に、1枚の真新しいA4サイズの紙を見せてきた。


 それは、間違いなく魔法使いが決闘を行う際の誓約書だった。以下、こう書かれている。


『   決闘【通常ルール】

《決闘を行う者は、互いに命の危険がある事を覚悟し、合意の上で行う事》


【対戦者】ギルグリア

【挑戦者】デイル・アステイン・グロウ


【敗北条件】

敗北の宣言、戦闘不能


【勝利条件】

相手の敗北宣言、相手の戦闘不能


【制限時間】未設定


【立会人】

ノルン・リスティリア


【特殊ルール】

審判の判定により、命に関わる場合に限り乱入を認める。また、このルールは立会人にも有効である。


周囲への被害の拡大、また他者へと被害が及んだ場合、決闘は中止とする。


【勝利者の報酬】

デイル『この場から消え失せろ』

ギルグリア『リアとの時間を邪魔するな』

引き分けの際は、互いに不干渉を約束する。


【追記】

場所は裏の山を指定する。

この決闘は正式なものではない。

ルール上、互いに戦闘不能になった際、時間の差分が近い場合は引き分けとする。


【誓約印】《     》  』


 誓約印の囲いには、指紋跡が2つ押されている。乱暴に押されたのか、めちゃくちゃ擦れている。レイアとした時の事を思い浮かべたリアは、誓約書が別に1枚でも良い事を知った。まぁ、どうでもいい事だが。


 いきなり決闘をおっ始めた理由は気になるところだが……ぶっちゃけ、こっちに被害がないなら、向こうの決闘自体にはあまり興味は無い。というより、山の方に向かえば間違いなく巻き込まれる。行く奴はただの阿呆だ。


 でも、リアは部屋に入る前に戦っているのであろう師匠にエールを送った。


 「勝ってくれ」と切実に。


 そう考えていたのだが、既にセリアが通報を終えたらしく、魔導機動隊のものらしい数機のヘリが、通報音を響かせて飛んで行くのが見えた。


 残念だけど、たぶん引き分けになるんだろうなぁ……。第一、山が溶岩化してる時点で周りに被害出てるし……。鎮火するのに苦労しそうなのと、土地主には何と説明するつもりなのだろう。賠償金額を想像し、ゾッとするリアであった。


……………


 ソファに向かい合わせで座り、互いに睨み合うデイルとギルグリア。お互いに嫌っているのは傍目からでも伝わってくるが、なら向かい合わせで座らなくてもいいのにと思う。あと、お前ら鬱陶しいから外でやれよと思った。ついでにギルグリアには帰ってほしいのだが、今は不機嫌オーラを全力で振りまいているので辞めておこう……。


 それはそうと、魔導機動隊から家に、報告の為にと隊員の方が来ていた。デイルは英雄という事もあり、もっとも甘い謹慎処分という名の実質的な無罪だ。それからギルグリアにおいては、グレイダーツ校長からの圧力で揉み消しになったのだとか。


 報告を終えた隊員の方は、報告書を手渡して疲れた表情で帰っていった。


 そうなれば、山の主人が被害を被る事になるのだが……なんと、あの山はグレイダーツ校長の私有地らしく弁償はいいとの事。

 あの人、どんだけ金持ちなんだ……。一度でいいから、金持ちの通帳を見てみたいなんて思うリアは、やはり貧乏性のようだ。


 そして、まぁその後はルナの部屋に移動し、ルナとセリアとリアの3人でテーブルに座り、教科書やプリントを広げて早々に夏休みの課題を片付ける作業に勤しんだ。


 グレイダーツ魔法・魔術学校では個人の成績に応じて一部、課題を変えているようで、リアの課題は比較的少ない。最も難しいのは治癒魔法についての知識と人体の構造についての問題集なのだが、テスト前に散々単語カードで覚えたので、本当に難しい問題以外はスラスラと解けた。これならば今日にでも終われそうだ。テストを頑張った甲斐があった。


 そうして、教え教えられて3人は昼過ぎになる頃には課題を終わらせてしまった。


 ルナは「はー、流石に疲れました……」と床に大の字にねっころがり、セリアは片手で肩を揉んで凝りを解す。リアも身体をぐっと伸ばし「ふぅ」と息を吐いた。


 それからの時間は、昼飯を済ませ、ルナの部屋で特に意味もない雑談をして時間を潰す。すると、四時頃にアイガがお菓子とジュースを運んで来てくれた。丁度、糖分が欲しかったので有り難く受け取りつつ、運んできた物を置いて一礼し立ち去ろうとしたアイガをリアは引き止めた。


 雑談に引き込む為というのもあるが、《機械人形》の技術諸々について気になっていたリアは、今が聞くには良いタイミングだと思ったからだ。


 そんな訳で、空いている席にちょこんと座るアイガ。不思議と不気味の谷現象は起きていない。相手が機械だとは分かっているが、やはりどこか人間っぽく見える。

 だが、よくよく思えばレイアの得意とする《召喚:戦乙女》の戦乙女達も、生気は無いが姿形は人間と同じ。こういったところに召喚魔法の技術が使われているのだろう。


 まぁ、あくまで考察。でも、こういった考察もまた楽しいので、リアは1番気になっていたAIの技術についてと、2番目に気になっていた身体の構造について聞く事にした。


 最初は、AIについて。簡潔に「どうやって人間的な思考を得ているの?」と、曖昧な質問をすると


「AIの説明は、製造者の権限が必要な為、暫しお待ち下さい」


 そう言って目を閉じた。そして1分ほど経過すると、ゆっくり目を開く。


「『ハルク・グレイダーツ』様、『ライラ・デルヴラインド』様より、発言の許可が出ました。では、重要な機密を除き、諸々の御説明させていただきます」


 『デルヴラインド』と言えば、世界的にも有名な光工学と魔力を用いた研究と、電子機器などの機械産業で有名な大企業だ。

 ただ『ライラ』という名前に引っかかりを覚える。記憶に浮かぶのは、1学期最後の日に部室でPCを叩く彼女の姿。


 ……まさかな。と思いつつ、アイガの説明を聞く事に専念する。


「私の頭脳に当たる部分、記憶媒体には実験として最新の記録機器……大凡20EBのメモリーと、《情報の保管庫》などの魔法的記憶媒体が存在しています。ただ、それでも足りない為に常にオンラインで別のサーバーに記録のバックアップをしています。それから、私の学習したモノは全て、別のAI開発にも役立てられているようです。


 頭脳には最新鋭のCPUやメモリなどを用いていますが、これらの技術にはフィルターがかけられている為に説明する事はできません。ですが、CPUの数はおよそ30枚近く積んであります。

 CPUの冷却機器には液体窒素を用いた装置と空冷装置、それから魔法の温度制御によって成り立っているので、オーバークロックなどの無理をしない限り、どのような環境下でもオーバーヒートする事はありません。


 また、AIの開発にはライラ様のプログラミングと、グレイダーツ様の『擬似生命』が混在していますが、そのおかげで私は『自身で考え、判断する思考回路と、人の感情を理解でき、学習できる』能力があるのです。

 そして私に搭載されているAIは特別製のものらしく、ライラ様はこのAIのプログラムを総称して『Mi-mir(ミーミル)』と名をつけました。名の由来は北欧神話の賢者の神から来ているようです。


 そういった訳で、私は普通の《機械人形》にはない『感情的な判断』が出来るようになっています」


 淡々と語ってはいるが、反応に困る程に凄まじい話である。まず、20EBなんて容量自体滅多に聞かない。


「凄いね……」


 ……だいたい言っている意味は分かる。だからこそ「凄い」と陳腐な感想しか浮かばない。そんなリアを察してか、彼女は頷いて肯定の言葉を口にする。


「そうですね、開発者様方は、今現代の歴史においてもかなりの『天才』であると考えられます」


 表情は相変わらずの無表情たが、どこか嬉しそうに言うアイガ。彼女からすれば、言うなれば開発者は『親』に当たる。そんな人達が褒められるのは、人の心を解する彼女でも嬉しいと思うのだろう。


 それからは、彼女の体の構造について聞いてみたのだが、専門用語満載で頭が痛くなった。だが、使われている技術は機械分野が主なようだが、部品に関しては《錬金術》で作られた合金やネジ、それから機械の体に貼り付けられた(スキン)は『医療技術』で再現されたもので、実際に病院などで使われているものなのだとか。


 そして動力源は主に電気での充電と魔力で賄っているらしい。らしいというのは、ライラ氏が現在研究している分野である『半永久的、プラズマエネルギー発電機関』という未知の試作装置を積んでいるから、比較的少ない電力や魔力でも一月は活動できるのだとか。


 ……プラズマエネルギー発電機関って、核融合でもしてエネルギーを得ているという事だろうか? いや、あり得ないだろう、そんな小さな体で……。できたらエネルギー革命もいいとこだ。仮にエネルギーが生み出せたとしても、膨大なエネルギーを貯めておく電池が無い。


 そう思いその機関とやらについて説明を求めたのだが、それについての情報は全てフィルターがかけられているらしく、自分の身体の何処にあるかくらいしか分からないのだとか。

 因みにあるのは心臓部と頭の二ヶ所である。秘匿するという事は、それだけ重要かつ大事な機関であり、トップシークレットの技術なのだろう。事実、アイガ曰く無理に取り外そうとしたりプログラムを覗こうとしたりした場合、搭載されている記憶媒体が自壊するようになっているのだとか。


 最後に、自身の容姿の造形は召喚魔法の技術を元にしているらしく、この見た目はグレイダーツ校長の召喚した戦乙女がモデルらしい。

 なる程、だから『不気味の谷現象』も起きないくらい、完璧な造形をしているのかと思った。


 そんな話をしつつ、有意義な時間を過ごし、話の後は4人で適当な雑談をした。途中セリアがアイガの胸を触るなどのセクハラ行為をして「凄いわこの娘。胸の感触がちゃんと人間のモノと同じだわ」と貫禄のある変態発言を残し、ルナもルナで彼女の体のチェックを初めて、何とも姦しい光景を作っていた。リアは喧しくも楽しそうな彼女達を眺めるだけに留めて、加わりはしなかった。


 そして日も沈みかけた頃に、下の階から母さんの呼ぶ声が聞こえてくる。


「ご飯が出来たわよー!!」


 この呼びかけに口元が緩む。胃は既にすっからかんで、外に出た瞬間に漂う、肉の焼けた香ばしい匂いを嗅いだ瞬間「ぐぅー」と腹が音が鳴った。


 晩飯のメニューは、見なくとも分かる。絶対に、ハンバーグだ。


 と、先を行くセリアとルナの背中を見て、1人足りないと振り返ると、部屋を出ようとせずに掃除を始めるアイガの姿があった。リアはそんな彼女の手を掴んで目線を合わせる。


「一緒に行こうぜ」

「行く? 夕食に御同行する、という事ですか?」

「うん、1人じゃ寂しいだろ?」

「ですが、私は飲食などはできませんので、居ても邪魔になるだけかと思われますが?」


 断ろうとする彼女だが、決して嫌な訳では無いようなので、少々強引に連れて行く事にした。


「関係ない。皆んなで食卓を囲む事に意味があるんだ。皆んなで食べるから、夕飯は楽しくなるんだよ。なら、1人でも多い方がいいと、そう思わないか?」


 リアが言うと、彼女は「そういうものなのですか? なる程、分かりました。ならば私もマスターに御同行させてもらいます」と言って立ち上がった。


 なんだかんだで、今の彼女は膨大な知識はあれど人の感情を学習中の機械という事なのだろう。まだ、楽しいや嫌だとなどといった感情も学習の最中で、判断がつかないように見える。だからこそらリアはそんな彼女も、家族の輪に加えたいと心から思った。そして、我が家で感情を学んでいってほしいとも。


 なんだか、もう1人世話の焼ける妹を得た気分だ。でも、悪い気分じゃないなとリアは思うのだった。

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