表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/25

8店目「癒される家庭料理」

こんにちは、トラ顔紳士です!

今回はウメーディから少し離れたサウザンドフォレストの村へやって来ました。

ここでは森の幸を使った家庭料理が食べられるとのことで、楽しみです!


お店はテーブル席二台、カウンター席四席のこじんまりとしたお店。

窓がたくさん設置されているので、照明器具が無くても十分明るいですね。


カウンター席に案内され、料理が出来るまで女性店主との会話を楽しみます。

お客さんのほとんどが村の人で、常連さんばかりということです。


まず最初に出てきたのがきのこのビネガー和え(銅貨四枚)。

地元でとれたキノコを数種類と、アスパーラという緑の野菜をビネガーで和えたサラダです。

キノコ特有のクニュっとした食感と、アスパーラのコリっとした食感の対比が面白いですね。

ドレッシングもゴマの風味とビネガーの酸味が丁度いいです。

これは次の料理も期待できますね。


天竺豆と根菜のスープ(銅貨四枚)

ティーカップくらいの器に入って出てきたスープ。

とろみがしっかりあって、コクも深いですね。

なんでもクロウラーの幼虫でダシを取っているとのこと。


クロウラーは森に住んでいる芋虫型の魔獣で、成長すると1mくらいになるそうです。

クロウラー幼虫の身を十分乾燥してから砕いて使うと、獣でとったダシよりも上品に仕上がるらしいです。

スープのダシの他にも、焼いたり・蒸したり・揚げ物にしたりとこの村では重宝されている食材のようですね。


具材の天竺豆は小ぶりで肌色をした豆で、この辺りでよく取れる貴重なタンパク源。

天竺豆だけでは味が薄いのですが、水分をしっかりと吸うのでスープの具材に最適。

素朴などこか懐かしい味わいが特徴です。


角ウサギの足のロースト(銅貨8枚)は、この店の看板メニューです。

骨付きの角ウサギの足を、炭火で皮がパリパリになるまで焼き上げた料理ですね。

見た目はチキンレッグそのもの。

綺麗な飴色をしているのは、長時間漬け込んだタレの色でしょうか。

テカテカに光る照りが、「早く食べて」と僕を悩殺してきます!


これはもう手づかみで食べるっきゃないでしょう。

その大きな腿は僕の顔ぐらいの大きさがありますね。

豪快にかぶりつくと、パリッと軽やかな音が響き渡ります。


旨い!

角ウサギの肉はジューシーで、噛んだところから次々と肉汁が溢れてきます!

味わいは地鶏に近いですが、より旨味が濃くて独特の風味もあります。

脂身は鶏肉よりも少なめなので、思ったよりも重くはないですね。

タレは甘辛い照り焼き風。

数種類のハーブの香りと適度な塩加減が、食欲をさらに高めてくれます。

これなら何本でも食べられそうです!

最後に出してくれたお茶で一息。

ごちそうさまでした。



店名:家庭料理「ミラ」

予算:一銀貨~三銀貨

店の雰囲気 ★★★★☆

店員の対応 ★★★★☆

料理の味  ★★★★☆

コスパ   ★★★★★

バラエティ ★★★☆☆

総合評価  ★★★★☆


作品をご覧いただきありがとうございます。

この作品は、異世界食レポ!~現地の料理店を冒険しながら紹介~のブログ編です。

本編もお読みいただけると幸いです。


どんな評価でも構いません。少しでも気になると思っていただければどんな評価でも結構ですので★にチェックをお願いします。


もちろん厳しいご意見も随時受け付けております!

皆さまの応援が力となりますので、ぜひとも応援をよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ